可能性としては、主に気管支炎や肺炎、遷延性咳嗽(長引く咳)、そして咳喘息です(結核などもあげるとキリがありませんが)

すでに抗菌剤の投与がされていて、聴診所見やレントゲン、採血検査で気管支肺炎が否定されれば、咳喘息に重きをおいて治療するべきです。

治療は吸入ステロイドが中心です。 吸入するステロイドは気管支にとどまるので(血液中に移行しないので)、妊婦さんへも問題ありませんし、小児の発達を阻害しません。 荒れた道路(気管)を、ロードローラー(ステロイド)で慣らす、とうイメージです。 早めの治療が効果を示します。

同時に去痰剤と咳止め、アレルギーの薬(シングレアという薬が体質改善になります)を処方することが多いです。

百日咳やマイコプラズマ感染症なども時には除外するべきです。

今現在、私が執筆中の本でも「ありとあらゆる可能性を考えるべき」ということをテーマにしています。

夜も眠れない咳は非常に生活の質を落とします。 必要な投薬(検査)がされていないケースもあるため注意が必要です。

私はある人の影響で、ツイッターでつぶやくことはしませんが、特殊な使い方をしています。

まぁ見るだけなのですが、英語の勉強になったりはします。

さて、ツイッターのロゴマークの鳥の名前は「ツイッター・バード」ですが、2代目です。 初代は少しデザインが違っており、名前も「ラリー・バード」という名前でした。

ご存知の方もいるかと思いますが、最近は八村選手がドラフトで入った、NBAの往年の名選手の名前です。 ちょっと言い方が悪いですが、「白人最高の選手」と表されます。

高知県にはプロバスケットボールチームがないですね、非常に残念です。 香川で働いていた頃は、ファイブアローズの試合をたまに(本当にたまに)見に行っていました。

昔や最近のNBA事情は詳しくありませんが、 歴代最強メンバーなら、 スティフィン・カリー、マジック・ジョンソン、マイケル・ジョーダン、レブロン・ジェームス、ウェルト・チェンバレン はどうでしょうか? 少しマニアックな投稿になりましたね。

留学経験がある私に英語を教えてくれた先生は、Rは英語っぽく巻き舌で、Lは日本語っぽく「ラリルレロ」の発音だ、と教えてくれ、非常にわかりやすかったのを覚えています。 理にかなっているし、それを聞いてから専門書を読んだ方が、より頭に入ってきます。

医療の説明も単純だけでなく、本質を説明するべき、だと思っています。

「Check it out」を「チェキラゥ」と英語では発音します。 英語のルールを知っていると、なぜ、チェック イット アウト じゃないかが分かります。 まず、破裂音の次の母音は繋げていい → ck(クッ)+i (イ)= 「キ」、母音に挟まれた「 T」は「L」の「ラリルレロ」の発音にしてもいい →i + t + o(アウトのア) =イラ、最後の破裂音は略してもいい、out=アウトゥッ → アゥ

そうすると、チェキラゥとなるのが分かりますよね。 こうして英語の決まりごとを知っていると聞き取りにも意味がでてきます。 発音の練習の時も自信がもてます。

最後ですが、黒人や若い白人は「ハッドゥ」とあいさつしてくることが多かったのですが、全く聞き取れませんでした。 なんて言っているんだ? と聞いたところ、「How are you doing?」つまり、調子はどう? ということでした。 日本でいうと、チョリース、みたいな軽いあいさつで、日本人でもチョリースと言われても、あいさつされているのだな、としかわからないですよね? こういった、知らないとわからないこともあります。

理屈だけではなく、文化に触れたかどうか、の経験も交えて、医療について、分かりやすく説明できれば、と思っています。

親友から、以前このページで「自己啓発本は読まない」と書いていたが、「7つの習慣」をよんでいたじゃないか、と言われました。 たしかに読んでいた時期もありました。 最近は、自己啓発本を読みすぎた時期があり、あまりにも内容が薄いものがあるので、読んでない、というところでしょうか? 最近は、社会・経済の本を買うことが多く、買いだめしてしまい、読めてないものが多いのが現状です。

本の紹介ですが、池上彰さんの「宗教がわかれば世界がわかる」は名著です。 養生訓や菜根譚も読みますし、心に刺さったページには付箋をしますし、赤線を引いたりします。 新聞や、経済の雑誌でいいことが書かれていたらスクラップしています。

教えたくない本もあります、自分の生きて行くうえでのルール、となる本は隠しておきたいものです。

最近は、柳井正さん(ユニクロの創設者)の本が面白いですね。

SAS(Sleep Apnea Syndrome:睡眠時無呼吸症候群)には閉塞型(肥満、アルコールでの筋弛緩、顎の骨格の問題)、と中枢型(心不全や脳梗塞などが原因)の2種類があります(混合する場合もあります)

当院ではSAS検査を実施することができます。 検査で重症となれば、CPAP(Continuous Positive Airway Pressure、経鼻的持続的陽圧呼吸療法)が保険適応となります。

CPAPをする意義は、高血圧や糖尿病の改善、心筋梗塞や脳梗塞の予防効果、昼間の眠気をとる、ということです。

閉塞型の無呼吸の方は、寝ている時に息を吐ききった時に最も肺の中の圧が低くなるので、気道が閉塞してしまうのです。 なので横から見ている人は、苦しそうに息を吸おうとしているように見えます、が、気道が閉塞しているので、なんとか吸えたときに「ごー」とものすごい音で息をすいます。 そこでCPAPを使えば、常に圧を気道にかけているので、いびき(気道の亜閉塞(中途半端に気道が閉塞している)や、無呼吸がなくなる、ということです。 交感神経の興奮をおさえて、様々な良い効果があります。 ただし、正常・健常人に、意味なく高い圧をかけると、全身から帰ってくる血液量が減るので心臓がだす血液量も減るためよくありません。 あくまで無呼吸症候群の方につかうもの、だと思ってください。

さて、CPAPをはじめると、中止できるのか? 答えは、肥満が原因の場合は、体重減少によって、舌の脂肪がとれて気道閉塞がなくなれば、中止できる可能性があります。 またアルコールをやめて数値がよくなれば中止できます それ以外は基本的に中止は医学的には難しいでしょう。 別段、中止したいならいつでも中止はかのうです。 ただ、1年間の心筋梗塞や脳梗塞の発症率が少なくとも2倍以上になることは知っておくべきです。

CPAPがあわない人もいますし、医療費などの面や、たんにめんどくさい、という理由でも「中止したらだめですよ」ということは私は言いません。

医師と患者さんの同意のもとで治療は行われるべきで、きちんとした説明を受けた上で、患者さんが納得して治療をうけること、または治療をうけないこと、の権利があると思っているからです。

※ちなみに、CPAPで痩せる、という報告は私が探した限りありません。 間接的にそういう効果もあるのかもしれませんが、直接的なダイエット効果はないでしょう。