現在、日本(特に高知県)ではコロナウイルス に、街中でも誰がかかっているか、感染源になるか不明な世の中になっています。

持病(基礎疾患)で、高血圧、動脈硬化(脂質異常症、高コレステロール血症) があり、放置していると、万が一、風邪やバイキンの肺炎や、もちろんコロナウイルス の肺炎になったときに、容易に心不全を合併して重篤化しやすいのです。

糖尿病は血糖値が高いと免疫力が低下するため、治療に反応がおくれ、また感染もしやすいのです。

そのために治療をきちんとしておくことが、コロナ対策、となります。

きちんと、次亜塩素酸での消毒、距離をおいた座席の用意、隔離部屋、必ずアルコール消毒を医療者が毎回する、車にのっていても電話や呼びにいくことで院内に入っている時間を少なくする、換気をよくする、消毒による掃除を朝、昼、夕にする、などのクリニックにかかる、というのが前提にはなります(こういったことが大事と思い、当院でも実施しております。 ドアノブを触った患者様には、アルコール消毒をしてもらうようにしてもらうなどの工夫もしています)

香川県が国とは別に、緊急事態宣言をだしました。 迅速です。

それに比べて高知県のあまりの無策に現場としては困っています。

町医者は最前線の大病院と比べて、医療崩壊の危機ほどではありませんが、後方支援くらいはしているつもりです。

高知県は「外出をさけてください」「緊急事態宣言の一歩手前。 そうならないようにするべき」

と、壊れたラジオのように繰り返すだけです。 感染者の方が多いのも、「検査が多いからです」という、その他の理由などを考えていない無能ぶりです(早くから、緊急事態宣言をだす、龍馬マラソンは県民だけでするか、「しない」、ひろめ市場は締めたままにするべき、パチンコ店は閉めるべき、など)をしなかったから感染率が人口あたり多い、という可能性も有りえるわけですが、言及しません。

公務員の考え方、でしょうが、高知県のコロナ感染対策に関わっている人は、民間が困っているのに対し、自分自身の痛み(減給)がないので、のんびりしているのでしょうか? 私は、民間の給料からの税金から、給料をもらっている自覚をもってもらい、「きちんと」していない、対策本部の給料カットが望ましいと思っています。 そこから、民間企業に融資するべきだとすら思っています。

もう高知県は、中国四国地方でもっとも感染しやすい県、になっている、と思っていないのでしょうか?

メディアもそういったことを伝えていません。

ぜひ、県の対策本部は、他県の爪のあかを煎じて飲んでもらってほしいと思います。

こういうときだからこそ、「基礎疾患」である、高血圧、糖尿病、脂質異常症(高コレステロール血症)を、きちんと管理しておくべきです。 だれがかかってもおかしくない現時点では、自分の身を守るには、自己判断で薬を調節したり、飲まない、ことの方が恐ろしい、と思ってください。 当院では、隔離部屋も含め、次亜塩素酸の消毒、院内で待たないでもいい、診察室のドアノブを触った時にアルコール消毒ができる、などの感染症対策を早期からとっていました。 換気も院内はよくしています。

近森病院の腎臓内科の吉村先生の外来となります(火曜日、午後)

ちなみに、4月は21日を除いて私もいますので、予約を取っている方はご安心ください。

高知県では腎臓を専門とする内科医はめずらしく、それも全国でもトップレベルの診断・治療が一宮地域で受けられるというのはかなり画期的なことです。

来ていただいた吉村先生に感謝しております。

新型コロナによって、多くの方が疲弊しきっているように思います。 「我慢の時だ」と言われても、放送されても、我々も我慢しているから、と言われても、「いつまで?」という明確な答えがないと、誰しもが疲れ切ってしまいます。

政府としても、はっきりとした答えを言えないのでしょう(だからと言って布マスク配布が正しい行動ではありませんが) 政治家や優秀な官僚も辛いところなのだと思います。

以前、ストレス耐性能力、ということについて英語論文を書きました。3年前のことです。 ストレスに強いかどうかは、「今自分が置かれている立場がわかる能力」「今後自分がどうすればいいかを分かる能力」「前向きに取り組む能力」と簡単にいうと3つの能力があるかどうかです。 新型コロナに関しては情報が圧倒的に少ないため、前2つに対してはどうしても見通しが立たない状態なのだと思います。 よって前向きに考えることができない。

私自身は、この新型コロナウイルス は1年後には季節性・流行性の感冒で、ワクチンもでき、内服薬のめどがつき、診療所でも検査ができる、という見通しがある程度予測しています。 そのため、今しなくてはいけないこととして、「自宅で自粛」ということが元々嫌いではないため苦痛ではない、ということもありますし、今現在も趣味である、推理小説の全く新しい「逆叙述トリック」を考えて書いて見たり、違うパソコンで(私は常に2個のPCを使うようにしています)溜まっている論文を書いています。

決して楽観視しているわけではなく、医師として持病のある患者さんにコロナウイルス をうつさないように、いろんな工夫を日常診療や生活でも心がけています。

今はTVなどで正確な情報を掴み、今後の見通しを正しい評論家の意見を聞き、自宅でできる運動をすることがいいと思っています。 共著で執筆させていただいたmook(図表が多くある本)では、私は、常に口の中を乾燥させないこと、ビタミンCをとり、ビタミンCを破壊してしまう喫煙をやめること、笑うこと、を書いています。 そのほかにも色々書いたのですが、文字数の関係で上記だけになりました。

さて、明日は休みなので、睡眠も大事ですが、論文を仕上げたいと思います。