の「優しい社会」に寄稿を続けて3年半になります。 毎回クリニックの宣伝ではなく、文章を書いて来ました。 私が寄稿する前から内田脳神経外科の内田先生は今も書き続けていますが、他の先生は文章での寄稿をやめています。

今回は4/30時点でのコロナウイルス についてを書いており、内容も1ヶ月前のことなので、正直明日になって新聞をみないと思い出せないことです(PCを見えばわかりますが、新聞に4/30の時点の知識です、と書いています)

文章で伝えることは非常に難しいですね。 間違いがあってはいけないので、新聞社からは、「裏付けとなる証拠を」と迫られることがありますが、グーグルで調べればトップにあることなのですが、、、 まぁ忙しいのでしょうね。 ちょっとの手間を惜しむとその担当の方は、「手間を惜しむのだな」と思われてしまう。 自分がそう思われないように、日々調べ物は医師として知識をinputしていきたいと思います。 「あれっ」と思ったことをそのままにしない、という教えをうけてきました。 なかなか難しいことですが、メモ帳を必ずもっているのはそのためです。

整形外科、といっても、脊髄、膝、肘、肩、など得意分野が異なります。 四国こどもとおとなの医療センターでも、手術する部位によって医師が決まっていたりしました。 しかし開業するとどこが得意分野だったのか全く分からないので不思議ですよね。 私も循環器内科のことなら、○○先生はエコーが得意、カテーテルが得意、不明、などと分かりますが、整形外科はよくわかりません。 ただ、私はできればその日のうちに診断を、疑いでもいいのでつけて欲しいので、MRIがある開業医の先生に自分自身はかかります。 だいたいの開業医の整形外科の先生はオープンMRIといって、閉塞感がないものをもっています。 私は腰部脊椎間ヘルニアを持っているので、その日に診てもらいたい時がありますし、「閉所恐怖症」なので、いくら綺麗にみえても、あの長い筒状の中に40分いるのは苦痛です。 20分でも苦痛です。 頭のMRIなどは仕方ないと思いますし、かなり悪い病気とかなら、通常のMRIで見てほしいと思いますが、まずは最初は苦痛がないもので診断してほしい、と思っています。

留学経験はありますが、事情もあり通常2年か3年が医者の留学期間ですが、私は1年間というしばりがありました。 ただかなり働いたので、面接の時点で「1年なら発表や論文に名前を載せることはできない」と言われていましたが、AHAという循環器内科の学会では最も権威のある学会で oral(口述;英語で発表)での発表機会が与えられました。 論文にも名前がクレジットされています。 英語力は留学生としては「語学留学しにきたの?」というレベルで始まり、自分ルールでなんとか1年をやり過ごしました。 なにせ「英語漬け」が良かったのかもしれません。 あの頃とはもう同じレベルでは喋れないと思います。 当時も聞き取りはかなり苦手でした。 子供も2歳から3歳で連れて行きましたが、プリスクール(幼稚園)では、日本語は通じず、当初は泣いて泣いて、でかなりきつかったと思いますが、途中から幼稚園では英語で友人と喋っていたり、自宅では寝言、独り言が英語でnativeな発音で、私は聞き取れませんでした。

自粛生活もコロナの影響であり、映画を観ることが多くなりました。 面白いと思った映画は、2回目を英語字幕で観るようにしています。 例えば、俳優が「リベンジ」とは言ってないけども、字幕では「リベンジする」と訳されています。 セリフでは「pay back」で同じような「復習する」「報復する」といった意味です。 英語圏でマフィアが「リベンジする」ということはありえますが、日本語のカタカナ英語の「リベンジ」は、やや弱い意味で、頑張る、的な要素が入っています。 日本語字幕で、「リベンジするぞ」というのは、少し違和感を覚えます(日本人にとって、リベンジ、は弱い意味なので)
ちなみに、私が留学中に考えた英語圏で生きていく方法は、英語で喋ることはできるので、相手に対して、yesかnoかで答えられる質問をして、会話をしていく方法です。 日本人は喋ることは出来ると思います。 そして、その答えをシンプルにかえしてもらえば、なんとか生きていけます。 相手から喋りかけられ時はからなず確認で、自分が使える英語で、「その通り」か「違う」を返してもらって、こちらから質問する、という手段でした。

コロナの一旦の収束(終息)が見えてきました。 今後の生活は確かに変わりそうです。 例えば、学会はすべてオンラインにすればいい、と思っています。 東京なんかに開業しているとなかなか行けない。 聞きたい講演の時間や自分の発表の時間だけを診療時間外として、例えば、金曜日午前9:30から10時までと、土曜日10時から10:50までは休診です、とできる。

さらにモーニングレクチャー(7時から8:30まで)や、ファイヤーサイドレクチャー(18時以降の講演)は、学会の開催される場所に行かなくてもいいし、診療を止めなくてもいいので高知県という不利な場所にいても同じように聴ける。

いいこと、希望もあるなか、お笑い芸人の「松本人志さん」が、ツイッターで面白いことを言っていました。

「匿名はいいことをするときに使うべき」ということです。 学会も含め、全てがSNSでオンラインになってしまうとそれはそれで、その場の雰囲気もわからないし、匿名性で難癖つけてくる人がいたりすると厄介です。

2ちゃんねるなどは、大学時代に知り、見ていて気分が悪くなって以来、関わらないようにしています。

また詐欺のようなメールを送ってくる輩がいますが、どこから個人情報が漏れたか不明ですが、そういうことをして飯を食ったり、人を批判するのは、もう人ではなく、理性がない獣ですね。 私はそういう人間が大嫌いです。

しかも歯科医は、内科的な要素、診断もするわけです。 腕がいいかどうかも見た目でわかるわけなので、もう一度行くかどうかも「痛みがない(もしくは気を使ってくれる)」「綺麗になおった」で決まっていると思います。 私は「説明が多い」ほど歯医者は名医だと思っています。

あと、私自身は実は抜歯などのような血がでる処置、と分かっていれば、嫌気性菌に効果のある抗生剤を処置の2時間前に、ついでにロキソニンも飲んでから言っています。 抗生剤が最も効く時間帯は2時間後くらいからです。 直前で飲んでも意味がありません(点滴なら良いのですが)

歯科医にいかれる方は、心臓の弁膜症があれば絶対に(弁膜症にもよりますが)、そうでなくても抗生剤が必要な場合は最も効く時間に飲んでいくことをお勧め致します。

私が歯科医なら、「次回来る時の2時間前に飲んでください」と言って、抗生剤を渡すと思います。