喘息は気管の炎症、アレルギーが病気の原因です。 肺気腫はタバコが原因で肺の機能が悪くなることで、肺の血管、気管を細くしてしまい悪循環になるのが病気の原因です。

よって、初期の治療は、喘息が体に吸収されないステロイドの吸入 であり、 肺気腫は抗コリン薬といって、気管支を拡げる吸入が重要です。 どちらも重複している場合や、1つでも重症化すると、気管支拡張剤が入った吸入も重要になってきて、3剤が一緒になった吸入が「長生き」に関係する、ということがわかって来ました。 今までの報告では、日常生活の質を良くする、というのがメインでした。

薬は1日1回の粉を吸う「テルリジー」、1日2回のエアゾール(噴射される霧)を吸う「ビレーズトリ」です。

非常に状態が悪い方は粉を肺の奥まで吸えないことがわかっており、ビレーズトリが良い場合があります。

夕方忘れる人にはテルリジーが向いていると思います。 どちらの薬も非常に優れており、「長生き」の原因は、心臓病での死亡率を減らす、とうのは、四国こどもとおとなの医療センターで、腎臓か肺が悪い、心臓病の人が治りが悪く、心臓リハビリになかなかもっていけず、集中治療室での治療が長くなってしまうことからも納得している報告でした。

当院ではどちらの処方も可能です。

保険上はピロリ菌の存在を認め、慢性胃炎があることで、除菌治療が可能になります。 使う薬の順番も決まっていて1次除菌薬、2次除菌薬となっています。 3次除菌については各施設ごとに処方が決まっていて「自費」になっているのが現状で、いずれどこ組み合わせがいいのか決まると思いますが現状は決まっていません。 よってまだ当院では「自費」での3次除菌はおこなっておりません。 開業して4年になりますが、2次除菌までして除菌できなかった人は3人未満です(特定されることを避けた書き方と思ってください、1人かもしれませんし、全員除菌可能だった、かもしれません) 実は他院で除菌できていなかった、という人もいます。 現状は「尿素呼気試験」が最もいい検査だと各報告から判断し、当院では朝ごはんを抜いてもらって、15分間の呼吸をビニール袋にしてもらうようにしています。

さて、ヘリコとは螺旋を意味します。ヘリコプターもそうですよね。 最近、TV番組でドラえもんの特集をしていましたが、タケコプターはまちがい、ではないか?、と思った次第です。 同じように螺旋状に回ることから、ヘリコタケ でも良かったのでは?と思いますが、「プター」が羽を意味するそうです。 では、タケプターが最も「飛ぶ」という意味ではいいのかもしれませんし、ヘリコタケプター が一番しっくりきそうですね。

プロフェッショナル から派生した 和製英語のようです。 私の父親、福田善晴医師が、2020年の入職式で述べた内容がインターネットでもみえます。 2つの原則+5つの条件 を 解説付きで解説付きで述べています。

言葉の定義は非常に重要で、私自身は、「その職業で生計を立てている」+「高いスキルがあり、その職業が自分に向いている」ということだと漠然と思っていたのですが、上記は考えてみたら当たり前のことですよね。
1円でも貰えば、アマチュアではなく、高い水準のサービスを提供しなくてはならないのは当たり前です。 なので、アマチュアの方にお金を払うことは私は反対です。 責任がないからです。 私なりに、父親の意見も検討しつつ、医療や医療以外でも、付け加えるとしたら、以前から私の信条としている「相手の期待以上のことをする」、「結果に責任をとる」、そして「相手の意見を尊重し、自分の考えは2の次、3の次で、医療に関しては、尊重しすぎてもいけない(高血圧の人がラーメンの汁をすすりたい、のに関しては、それはよくない、と言えないといけません)」と思います。
父親が介護のことですが、「自分がカレーにはソースがいい、と思ってもそれを押し付けるのではなく、利用者の方が醤油がいい、と言えば、醤油を選ぶのが正しい」ということは、非常に胸に刺さりました。 前提に、相手が自分の家族ならどうするか、を考えるように行動すること、を頭に入れれば、自然とそういうことになるはずです。

堀江氏(ホリエモン)の著書の内容に、「メールをすぐ返さない奴とは一緒に仕事をしたくない、時間の無駄だから。だから自分は短文(了解)だけでも、スマホで返す」という内容があります。 実際に、香川の医療センターで働いているときに、地域連携室から医師に言っても、「はい、またします」ということが多く(僕もそうでした)、威厳がある(怒ると怖い、ということです笑)医師が地域連携室長になってからは、午後16時に「おーい、福田先生、今日入院になった患者さんは、開業医の先生に返事書いたかー、必ず30分以内に書いておくように!」となってからは、その通りにどの医師も書いていました。 そういうのが信用につながる、ということを学びました。 留学でも、何かあったらすぐ相談(discussion)、ということを徹底されました。 時間がたって、報告(report)ではだめだ、ということです。
そういう視点をもつと、すぐにresponseがある人は非常に仕事を一緒にしていてやりやすいし、私もそう心がけたいと思っています(が、メールを見れてないこともあり、ご迷惑をかけることがあり、申し訳ないと謝ることも多いのですが)  当然メールは返す、とこの4−5年は心がけて来ましたが、そいう意識すると、全く返さない人がいることに気づきます。 その人のスタイルなのかもしれません。 ただ、そのスタイルを尊重はできませんし、反面教師、として今後はその人に対処するようにしています。
あとは、きちんと「あいさつ」が出来るかどうか、です。 なぜか被害妄想のように、挨拶をしない、しても、こちらをみない人もいます。 コロナ渦で、そういった場が少ないのですが、医師や同様にプライドが高い職種についている人に多い傾向です。 自分も得意ではない方ですが、chat(雑談)が非常に大事、と思っていますし、前提として、挨拶ができない人は社会人として失格なのでは? と思います。

もちろん1番はコロナウイルス の出現です。インフルエンザの重症化を防ぐことでコロナウイルス のワクチンがない現状、医療崩壊を防ぐことも国策としてあります。

それだけではありません。インフルエンザの迅速キットはA型かB型かを見分けることができますが、そもそも感染しているのにA型、B型と陽性とも診断できない場合があります。キットの正確性は60-80%とされています。最近では60%の報告が多いのです。病院にいって、「検査では陰性でしたが、周囲の状況や時期、症状からインフルエンザと診断します。この時期はA型だと思います」ということを言われたことが誰しもあると思います。 つまり医師は結局のところ検査を盲信してないわけです。私自身、インフルいくらを2017年い高知新聞に寄稿するまでも10年以上咽頭所見を重要視して来ました(論文にしようと思ったら、2010年に開業医の先生が論文にしており、2018年にその追加試験が大きな病院でも行われ、「見慣れた医師の咽頭の所見は迅速キットよりも正確だった」という最終報告もあります。ただし小児では喉の奥が見にくい方もいます)

2番目の理由は、今年はとくに上記のコロナウイルス の蔓延もあり、咽頭ぬぐい液による検査はしない方がいい、という潮流が大きいのが現状です。 医師が診断し、タミフル(などのウイルスが増殖するのを防ぐ薬)を内服してもらうかどうか、安静にして、アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛剤や、咳や鼻汁の症状の苦しい症状をとめて「タミフル」の副作用をださずに、治るのを待つ方がいいのか、の判断を医師がするべき、であり、その際に重症化しにくくなっていた方がウイルス性肺炎などにならないため、本人のためにもコロナウイルス は疑わしくない、という状況を作っておくべきでしょう。