例えば、腎機能が悪い方で、尿酸値が高い方。 通常はザイロリックという薬が昔からありますが、骨髄抑制という副作用がまれですがあり、白血球・赤血球・血小板が減ってしまうことがあるので、「薬代をできるだけ安くしてほしい」という方に処方します。 しかし、その他の薬の情報も説明した上です。

現在は通常「フェブリク」という薬が一般的です。 1日1回で感覚がどの医師もわかるほど有名な薬です(といっても、当院ではまずは栄養指導を勧めて、それで下がらなければ、またとりあえずすぐに薬を使ってでも下げないといけない尿酸値の場合は処方する、という前提です)。

当院では、1日2回内服する必要がある、「トピロリック」を推奨しています。これは尿から蛋白質が減ることが実証され、「フェブリク」にはない効果が期待でき(報告が散見されています)、腎機能が悪くなるのを予防する効果(専門的にはeGFRという数値が下がりにくくなる(か、改善する可能性))を期待して、相談いたします。

当院には遠方から来てくれている患者様も多くおられます。 地域密着というのは「クリニックの近くに住んでいる方をみる」という意味ではだけない、と私は思っています。 近くの方はもちろん、遠方の方でも、当院に通院している患者様の健康寿命を延ばすための色んな工夫をするようにしています。

一言でいうと、院長である私の許可なく医療方針を変えないこと、です。 この方針は私が米国留学時に研究室のボスから「日本人は最初にreport(報告)がきて、実験結果の検証(discussion)をしようとする。ほうれんそう、というものだろう。それでは駄目だ。最初に最終決定権と責任者である私(ボス)とdisscusionをして方法を決めて、実験をする。最後にreortにこい。そうすると実験のミスが減る。無駄な実験がなくなる。いいか、ここは私のラボなんだ、私の意向に沿わない実験をされても困る」というもので、非常に厳しい研究室でしたが、非常に感銘を受けました。

逆に基礎研究とは失敗の積み重ねなのですが、この方法をしている限りは、怒りっぽいボスも絶対に怒らない。この方法以外で、自分勝手な方法を試そうとすると非常に怒られている研究者がいました。私は1 年契約で行ったのですが、2年目の契約を持ちかけられたのは、この方針を絶対に守っていたからだったと思います。 私は基礎研究の素人でしたが、ボスからして見たらいくら優秀でも、自分のラボのルールに従えない人は良い待遇を受けていなかったように感じます。
さて、日本に帰って来て1年で開業の話がきて、開業するときに「何事も最初に院長である私に相談。決定権は私にある」という方針は非常に患者さんにとっても有益です。 なのでそれを確かめるためのミーティングは新しい事案が出て来たときにするようにしています。 他の診療所よりもミーティングは多いのではないか、と思います。 私の考えをスタッフに知ってもらい、それを実践してもらう、その時に意見があれば聞き取り、良い意見であれば採用する、という方針です。

 

当院は当院通院中で処方をした方用の駐車場です。 ドレミ薬局の駐車場ではありませんので、当院で処方された薬剤以外で、ドレミ薬局で調剤・処方を受ける方はドレミ薬局の駐車場をご利用ください。
また、夜間や、診療時間外に違法駐車をされる方が増えてきています。 診療時間外は「私有地」です。 ご自身の家の駐車場や、家の前に車を置かれると「嫌」ですよね? 当院では、他のクリニックのようにチェーンをする、大きな病院ではパーキングのようにお金をとるところもありますが、交通量が多く、歩行者を守るためにチェーンをせずにしてきましたが、今後は一部の方の性で、チェーンやレッカー移動を検討せざるをえない状況です。

車に乗っているからいいだろう、病院などは文句を言わないだろう、近くに住んでいる知り合い(身内)がいるから短時間ならいいだろう、と思われる方の考えも分かりますが、れっきとした「不法占拠罪」「住居侵入罪」です。 今後は車に乗っているところをみたら通報させていただきます。 車に乗ってない方はレッカー移動をさせていただいた上で、刑事罰になる可能性があります。 駐車料金をいただくようにもさせていただきます。

マナーの問題です。 一部のマナーを守らない方のために、チェーンをさせていただく可能性がありますが、ご容赦ください。

私は診て来た患者さん、症例、の数ではなく質の方が大事、だと思っていますが、数、はわかりやすい指標だとも思います。 つまり質よく(色んなことを検討・勉強しながら)、量(たくさんの患者さんをみることでパターンが分かる)を診ることが大事となってきます(ただ、どちらかなら、絶対に質、ですが)

量「だけ」を重視してきた医師に共通する悪癖があり、「今まで見てきたどれかのパターンに当て込む」ことです(そんな医師はいないと思いますが、、、)

質を重視してきた場合は応用が利きます。 例えば、私は心臓リハビリをしているときに、体力が落ちたな、筋力が落ちたな、と思ったときに「加齢」だろう、「家でサボっている」というステレオタイプの後輩がいましたが、私はここに「認知症によるアパシー(やる気がない)」「認知症によるてんかん発作が自宅でおきている可能性」「癌の存在」「糖尿病」を考えます。 知っているか知ってないか、だけ、かもしれませんが、ありとあらゆる可能性を考え、他の医師の意見も重要視しないといけない場合もあるし、家族に問い合わせることも必要でしょう。

医学は医療関係者のみのものではありません。 医療関係者は免許を持っているだけで、医療の知識は患者さんが上、ということもあってもいいはずです。 そういう説明を心がけたいと思っていますが、なかかな到達できない領域でもあります(そういう説明をしている医師を診たことがないので)

結論としては、「現状よくない可能性が高い」です。 諸説ありますが、最新の報告では味覚を感じるのは口の中だけでなく、腸にもあり、「甘いものがあるのでインスリンをださないと」という体の反応があり、糖尿病になりやすい可能性が示唆されています。

ただ、カロリーは低く、血糖値も実際には上がらないので、飲みすぎないようにする、のが良いでしょう。