私は学会を否定するつもりもないし、最近はそうでもないですが、昔の心臓リハビリテーション学会の総会は地方会とも違い、熱気に溢れ素晴らしい会でした。

セミナーもたくさんいきました。それも心リハ学会主催のものです。

その上で「善通寺病院(現:四国こどもとおとなの医療センター)」で、心リハセンター長として入院、外来の心リハを開設しました。

榊原記念病院で心リハをしていた人に来てもらい教えてもらった時期もあります。

そうして2年以上が経過して、ペーパーテストを受ける資格をもって、指導士をとりました。

学会は2週間の有名病院、大学の心リハ見学を、2年間の実際の経験と同じ、という見解のようで、私の立場(四国理事、全国評議員)としては、反対、と大手を振って言えない立場のようです。

ここでは患者さんに判断してもらいたい、と思い、ブログを書いています。

心リハをしている、という医師、特に開業医に、「先生はどこの病院で2年間の研修をされたのですか?」と。

自分のクリニック、と答えたら、それは2週間の見学、学会では2年間の経験(魂と時の部屋か!)ということになり、有名な病院で研修した、と期間を言えなくても同じです。 ちなみに、リハビリに従事していた、のと、心リハに従事していた、のは全く違うことです、騙されないでください。 あくまで重症例も含めた2年間の心リハの経験が私は指導士の資格だと思っています(学会の見解は違うので、あくまで私見と書かせていただきます)

他の学会の専門医を考えると、非常に取得が厳しいのに、心リハ指導士が医師が取りやすい理由は、看護師、理学療法士もうけるため、医師が有利な試験になってしまうからです。 例えばこの薬は何に使う?は医師と看護師に有利、この筋肉はどこについている?は医師と理学療法士に有利、というように、あらゆる面で医師が有利になっています。 平等な試験はないため、医師以外で、2週間ではなく、2年間の重傷経験を持つ心リハ指導士を私はすごいな、と思います。 ここではあくまで私の私見、また考えを書いているので、消去するように圧力をかけないでほしいと思っています。

ちゃんと学会の見解も書いていますし、私も立場は同じだが、感想を述べているだけです。 何か問題があるのでしょうか?

大病院で心リハをしている私の知り合い(名前は伏せさせていただきます)が、見学に来た医師を、「全くの見学で、あれで試験うけれるのはおかしい」と言っていました。 これが現実であり、現場と上層部(学会存続に会員として指導士という資格を与えるのがいいと考えている人がいる可能性が否定できない)の乖離です。

その乖離に私の思想を邪魔されたくありません。 立場としては、2週間の見学は2年間の経験と同じ、いいでしょう。 ただ、患者さんに判断材料を渡さないのはアンフェアで私が最も嫌うことです。

推理小説でいうと、ちゃんとしたトリック、伏線がないのに、無理やり犯人が決まった、という作品は、メルカリに売るのも恥ずかしいので、メモ用紙代わりに使います。

持っていたこと自体が恥ずかしいので。

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一宮きずなクリニック院長の福田大和と申します。

9月1日より、高知市一宮東町で「心臓内科・内科」クリニックを開院させていただくこととなりました。

私の専門は、循環器内科、特に心臓超音波検査(心臓のエコー検査)と心臓リハビリテーションです。

癌を発症された患者さまのなかには、循環器科の病気を抱えていらっしゃる方が多い傾向にあります。しかし、循環器内科で癌を診察できる機会はほとんどありませんでした。そこで、私は救急医療や総合内科、集中治療室での治療、留学での基礎研究などで循環器内科以外での経験も多く重ねてきました。

多くの患者さまを診させていただくにつれて、患者さまの「今まで」と「これから」の人生を考えた診察・治療が大事であると考えるようになり、開院する運びとなりました。

今日、医療技術は想像もつかないほど速いスピードで進歩しています。患者さまにとって、より良い治療を受けることができるように、修行を欠かさず邁進していく所存です。

患者さまとそのご家族、地域の方々と「きずな」で結ばれ、皆さまが健康であり続けられるように、一宮きずなクリニック一同で微力ながらお力添えできるようにと頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします。

福田大和