べろべろの神様だそうです。 私は全く詳しくありませんが、「おきゃく」といった町おこしがあるようです(これ自体はいいと思いますが、そこで返杯が常識になって、べろべろになるまで飲むというのが良くない、悪い、と思います。 高知県を勘違いというか、そういう県です、とアピールしているのでしょうか) そのCMに、飲んで酔っ払っているキャラクターのべろべろの神様が「返杯ちょうだい」と出ています。 こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、私は土佐といえば酒の文化、が医師として全く良くないと思います、どうして行政はそれを言わないのでしょうか? 疑問です。 意味がわかりません。 返杯は一気飲みの強要とは違う、とされていますが、アルコールに弱い人にとってはたまったものではありません。 お酒の場では、相場が決まっていて、雰囲気の良い飲み会ではビール一杯で気分良くなりますが、雰囲気のよくない飲み会では、何倍飲んでもお酒は美味しくありませんし、早く帰りたい一心です。 こういったことを、隔月で高知新聞に寄稿しているコラムに書くと反響がいいものではないだろうな、と思いながら書きたくて仕方ありません笑

他の候補は、「心臓リハビリをバレーボールに例えると」や、「高血圧における、夏服と冬服の降圧剤の使い分け」など真面目路線です。

どうも私は高知の文化に染まってないようですね笑 阿波踊りの方がよさこい踊りよりも数万倍好きです。 理由はうるさいだけの創作ダンス大会よりも、歳をとればとるほど踊りが上手になる阿波踊りの方が雰囲気も良いからです。

私はこの土曜日と日曜日に、心臓リハビリテーション学会で座長1席と、自身の演題6題を発表します。 癌が無い科、それが循環器内科で、それを専門にする医師が循環器専門医ですが、私にとってはそれは当てはまりません。 循環器以外の癌も含めた診断、治療に自分が主治医となり治療していたからです。 そして循環器疾患だけを医師も患者も気にしていると、実は癌が存在している(理由は、インスリン抵抗性(糖尿病や糖尿病予備群)の存在が心臓病、血管病には多いから、です)ことを発表し、論文にしているところです。 循環器ガイドラインは優れたガイドラインですが、沢山あるガイドラインの中に「ガン」の一文字も入っていません。 私はそこに風穴をあけたい、と思っています。

また、心臓リハビリテーションだけは、ガイドラインに曖昧な部分があり、誤解、、、というか間違っている部分があると多くの医師が思っている、はずです。 少なくとも私は思っています。 なので、その部分に関しても提言する演題もあります。 「心臓リハビリテーション指導士」という資格は、真面目に取得した医師と、「開業する前に、見学だけして、取得しておき、開業後に初めてを、やりながら勉強するか」という、資格になっている場合があります。 この現状をどうにかしないといけません(国立循環器病センターで研修した、などというのは10日間以内の見学です)

私が主に修行したのは国立善通寺病院(現: 四国こどもとおとなの医療センター)です。 香川県を三等分すると、真ん中に位置し、最終拠点病院となっていました。 救急車を断ることはなく(許されず(場合によってはありえますが))、全ての疾患をみていました。 私はサマリー(患者さんの経過をまとめたもの)の提出が年間450件ありました。 ものすごく多く感じますが、半分は循環器科で、カテーテルのフォローで1泊の入院、なども多く(中にはものすごく大変な超重症患者さんもいるのですが)、200名くらいが、循環器以外の内科を見ていたことになります。 この患者さんの数、ものすごいことです。 主は肺炎です。 循環器内科医の中には(むしろ私が知っている多くの医師は)、救急で呼び出されるときの電話で「肺炎か心不全かどっち? 心不全なら行く」と言って、当直医を困らせます。 しかし放射線科も教えてもらっていた私からすると、心不全と肺炎のレントゲンやCTは鑑別がつきません。 私は当直をしていても、呼び出しのときでも「心不全か肺炎かの患者さんで」だけで、診るようにしていました。 なので人の倍働いていたとも思います。 実際に感冒→肺炎→心不全合併などは多いのです。 自分が上の立場になる前に、多くを吸収しようと思い、急性白血病以外は全て受け持ち、責任をもって主治医を5年間しました。 経歴に「〇〇病院 循環器 2年勤務」などありますが、四国こどもとおとなの医療センターで、5年第一線で働き、専門科だけでなく、内科全般をみることは、相当な根性が必要です。 集中治療室の全員が私の担当患者さんか、私が他科と一緒にみている患者さまでうまった、ということもありました。 身についたスキルも相当だと自負しています。 「肺炎はみない」循環器内科医はあとあと後悔、、、しないのでしょうね。 目指すところが違うのだと思います。 ただ、やってもないことを、専門家のように吹聴するのは絶対にしてはいけないと思います。

私は、心臓リハビリテーション指導士(最近は、上級指導医、などが出てきましたが、「医師」のとるこの資格は、全く意味がないと思っています。 なぜなら経験がなくても「座学」で本を読んで、試験のまえの1時間の講義で試験のでるところを教えてくれる資格だからです。 ただ、医師以外の看護師や理学療法士は、医師がする検査なども試験に入っていますので、価値があると思っています。 私は、高知県では、医師としては大病院の先生方を差し置いて、「日本心臓リハビリテーション学会」の評議員の唯一の医師です。 これは自薦ではなれません。 一町医者が大きな後ろ盾がなく、推挙していただいた、この「肩書き」のほうが、「心リハ」に貢献している、という意味なので、価値があると思っています。2018年も高知で2人目、医師としては私一人です。

私は、循環器専門医ですが、糖尿病や心リハについては大病院での経験で、3月の学会でも、ほとんどが「心エコー」と「糖尿病」の演題です。 まだわかりませんが、26題の演題中、6演題を私が発表するようになっています(四国4県の病院から集まった演題が20題で私個人が6題ということになります)。 診療所で非常に異例だと思います。 そのため3/3の土曜日は休みとさせていただきます。 演題もただ、つまらない演題ではなく、現状の心リハへのアンチテーゼ(良くない部分への指摘)も含め、治療の「ガイドライン」を変える意気込みをこめた発表をしたいと思います。

以前にも書きましたが、「開業医が専門に特化している現状」が現在増えています。 良い面もあると思いますが、私自身は、「当然の心エコーに特化した専門性」を持ち、さらに全身をみることが「かかりつけ医」としては当たり前だと思っています。

開業医は論文を英文で書かないと腕はおちる、が今の私の持論です。 実際にアマゾンでベストセラー(循環器部門)に毎年なっている著書も、福田内科で診療所の医師として書いたものです。 その後も、世界初の、左心室と右心室を統合した世界初の心エコー指標を論文化しています(当院の心エコー器機には自動的に算出されるように設定されています)

学会での発表だけではいけません。 そのことを論文にする「力」が医師の技量をあげます。

私は米国での留学を終えた後、父親が理事長(当時は院長)を務める福田心臓・消化器内科で勤務していました。 その1年半後にこの一宮で開業することとなりました。 同一法人内、つまりグループですので、紹介状のやり取りや初診料はかかりません。 私が福田内科に患者様を紹介する時は、レントゲンや腹部エコー検査、大腸がん検診などで「CT(今現在、高知では福田内科でしかできない大腸CT含む)をとったほうがいい」という場合や、「大腸カメラ」の紹介、安静が重要と考えての「入院治療」、そして、私が立ち上げた「心臓リハビリテーション」の紹介です。 その他のことは、福田内科と同じことが当院ですることが可能です。

私と父親は、心臓カテーテルから循環器内科を始め、心エコー検査、胃カメラ、腹部エコー検査など、同じ徳島大学の第二内科の先輩後輩になりますので、私と父親の診療スタイル、診察の手順や技量に大きな差はないと思いますが、経験や患者様に与える安心感など、は実際に日々父親と話をしたり、診療をともにしていると、学ぶべきところがたくさんあると思っています。 ただ、診療所として、医師が責任をもって検査に当たることは、まさに分業制ではなく、同じスタイルに「自然と」なっています。 徳島大学では、医師が最終チェックは最低でもしないといけない決まりになっていたので、そのようになっているのだと思います。

技術面では20歳以上離れていますが、日々の診療は同じ高い水準で行っていると、多くのクリニックや病院でバイトしていた経験から自信をもって言えます(しかしながら、本心では、私自身は(も)、患者さんにとって最高の治療を、と考えていますので、どの診療所、病院よりも、特別な難病以外では、誰にも負けないつもりで日々研鑽しています。 ※これを書いているのは、勉強の間の息抜きでもあります笑)

心エコー検査は、高知の一宮の地域では、「沖縄中部病院」という、「超」有名な医師の研修病院で、私の著書が手本になっていることからも、私が自信を持っている技術(スキル)です。 もし、医師による「本当の責任を持ってする」心エコー検査を受けたことがない方は、一度、当院を受診していただきたいと思います。 私が責任をもって、検査、診断を致します。

心エコー検査で異常が見つかれば、その後の経過観察が重要です。 一回の心エコー検査で、診断がつき、その後ただ単に、薬剤をもらうだけ、ならどの病院、診療所でも良いと思いますが、「本気で心臓病をよくしていくつもりがあれば」、しっかりとした心エコー検査の技術をもとに、当院での治療をお勧めします。 高知北部地域での心エコーのスキルは、大きな病院も含め(大きな病院や検診はブランドがあるかもしれませんが、いろんな意味で、中身が伴っていない場合もあるからです。 それは前述した心エコーが分業になってしまい、超音波検査を専門とする医師が実際に心エコー検査を「しない」ことが、現在の問題点だと、10年前から学会でシンポジストとして発言してきました。 医師が心エコーを研鑽できない時代になってきていることへの危惧です)、「私」がする心エコーの、診断や悪い所見の発見率は、当院が最も高いと、実際思っていますし、開業後の、この1年と少しの間で証明されています。