チーム医療、多職種での医療、などこれを否定する気はありません。 ただ、こう行った事例があり、今後どうするか、を、時に患者さんを交えたり、通常は医療関係者だけでカンファレンス(ミーティング)をすることを指すことが多い。

私は、「ほうれんそう」、つまり、報告→連絡→相談 は間違いだと断言している。

起こってしまった事象に対して、相談をされても時すでに遅し、というわけである。 医療は現場では、医師と患者の1対1であり、それは処置をしたり、窓口で患者さんの対応する事務でも同じである。 つまり、チーム医療とは、耳障りのいい言葉だが、それだけでは全く意味がない。 その場で上司に相談することが大事で、報告は後がいい。 そのことについて、カンファレンスでチーム医療として、皆の意見を一致させることが重要なのである。

1対1の力をつけるには、自分自身が勉強することも大事だが、後からではなく、その場でどうするか、を決めていき、より正しい医療を行える個人の技術・知識をつけることが重要である。

これは大きな病院でも小さなクリニックでも同じである。 患者さんが来て、1対1になることがほとんどであることがその証拠である。 その場に、医師と看護師はいることはあっても、事務、管理栄養士、理学療法士、他科の医師が同席することはないのだから。

私自身、消化器内科学会、内視鏡学会と高血圧学会に「入る時期」が遅かったので、内視鏡専門医がとりたくてもとれない、という状況でした。 ただ、開業医、町医者をしていると、学会活動をしている医師が少なく、開業医のもと勤務医をしていたりしていないと、とても専門医の維持はできない状況です。 私自身は、内科認定医(これは誰でももっています)、循環器専門医(循環器クリニックでも、学会にいけないような状況であり、一度資格がなくなると、もう一度とるのは無理な状況です。 私も学会活動もしながら、論文を書いているので維持できています)、超音波専門医(高知県では10人いない資格です)、心臓リハビリテーション指導士(医師にとっては意味がない資格です)などです。
それよりは、基礎研究で留学した経験、心臓リハビリテーション学会の県で一人の評議員、最終拠点病院で循環器内科以外を責任をもっていた経験などの方が価値があると思います。

子供さんや、高齢者は特にですが、免疫能が未熟、また退化しているので、療養していないと、インフルエンザ後の気管支炎になるから、という理由があります。 なので、自宅療養の期間を言われても、3日くらいたっても症状が増悪するようなら来院を、と説明しています。

療養していても、インフルエンザ後の気管支炎、肺炎は多いのです。

 

私の父親である、福田心臓・消化器内科の理事長である、福田善晴が立ち上げた社会福祉法人と、「安心して訪問診療をまかせられる病院」として、医療法人 大和会の福田心臓・消化器内科が「週刊文春」で四国では唯一掲載されていました。

私は、どちらの法人でも理事を務めています。 医療のみならず、介護、福祉のことで困ったことがありましたら、当院に相談してください。

ピロリ菌がいる人は、除菌治療をしてもらいますが、胃カメラをすると、明らかに感染があった、という人でも「いない」という結果がでることがあります。

これは、肺炎や、大きな手術で抗生物質を飲んだ、点滴されたことで、自然に除菌できている人です。

そのため、胃カメラで、胃の萎縮の程度をしらべ、除菌後の胃、として、定期的に検査をしないと「いないから大丈夫」ということにはならない、のが現在の定説です(というか当たり前のことです)