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医者は世間知らず? そんなことはない、違う業種でも同じことが言える。

医師をしていて、色んな方との交流もありますが、医者が世間知らずなのは、ある程度仕方ないこともあるでしょう。 しかしどんな顔の広い人よりも世間をしっている医師もたくさんいます。 さて他の業種ではどうでしょうか? 同じ仕事ばかりしていると、自分では「交流関係が広い」という自慢話があっても、聞いている方は、それはたかが知れたものだと思うことがほとんどです(話している方はそんなことを思ってないのが滑稽ですが、無礼にあたるので言えません) そういった、他の業界にいけば、世間知らずだけども、医療業界の世間知らずを良いことに、交流関係自慢の方を沢山見てきました。

そんな、自分の得意分野だけの話を聞いても、「世間を知っているな」とは思えない言動も沢山あります。

ようは謙虚さと、相手の立場にたった話ができるかどうかです。 自慢するなら、それを形にして見せて欲しいものです。

私は留学中、自分の立場を、心臓のエコーが出来るのは私だけだけども、その事実を自慢することは「絶対に」せず、もくもくと心エコーの仕事もしていました。 「最底辺なのに雇ってもらっている」という立場で、働いていました。 時には研究で失敗し、40歳前のおっさん(私)が、きつく怒られることがあっても、それは自分のその世界の「世間知らず」だと思って、無礼な振る舞いは決してしませんでした(口答えなどしたことがありません) プライドなど捨てていました。 これが出来ない人は、おとなこども、です。 業種が変わった時に、分かります。 分からなければ、それから変われば良いのです。 一旦、自分のことを、「世間知らず」と認め、本当に勉強しているなら、決して「一般社会」でも、あまりにも失礼な言動を口にするようなことはありません。 相手の人格を否定したり、試したりするような言動は失礼に当たります。 そういった言動が、でてくる人は、その業界の世間知らず、かつ、以前の業界での「交流関係広い自慢」をしているはずです(そんなことは言う必要もなければ、人に言うことでもなく、そのことを利用して結果をだすことだと私は思います) 要するに、相手をみて話を変えたり、プライドが強く(高いのはいい)、注意されたことに不満を持つ人です。

私も自戒の念を込めて、120%の力で医療にあたりたいと思っています。 煩わしいことに時間をさくのは、全くの無駄ですが、最近は仕方ないことかな、と諦めています笑

世の中はそんなものだ、と割り切っている部分もありますが、院長として、クリニックを守るため、注意をすることがときにあります。