日本でも研修病院で有名な「亀田総合病院」が、地域の抗生剤の効果について報告をしていました。
私も開業して1年が経ちますので、「勉強しています」「研鑽しています」というだけでなく、実際に患者さんの役にたつことを統計解析してみました。
すると、当院から上記の範囲に住んでいる65歳以上の方は、気管支肺炎のときにクラビット、オゼックス、クラリスは9割以上効果が望めません。 知っておいて損はない情報だと思います。 膀胱炎に関しても、クラビット、オゼックスは6−7割効果がありません。 耐性化ができてしまっているからです。
ジェニナック、グレースビット、オグサワ(サワシリンとオーグメンチンの半錠ずつを1錠としたもの)などのペニシリン系は全く耐性がないことも不思議です。
私は「研鑽します」というのは、学会や研究会で聴講するだけではないと思っています。 「情報発信型」であることが、最も研鑽している証拠だと思っています。