心臓・血管の疾患

心臓超音波検査の専門性について

私は、四国こどもとおとなの医療センターで、心臓血管外科の先生との打ち合わせで、私の心エコー検査(食道から胃カメラのような「飲む」超音波までを含めることもありました)をして、その結果で「手術の適応があるかどうか」を決定していました。 また、手術中・後の異常についても同様に、カテーテル検査室で検査をしたりして、その後の経過を診ていました。 なので、「心臓専門」として開業しているのです。

今は、一町医者ですが、上記のように、通常の心エコー検査をするのですが、手術の適応が近くなったりすれば、心臓外科のある病院に紹介をするタイミングを逸することはありません。

少し勘違いされておられる方もいるかもしれませんが、「手術適応を大きな病院で決定していた」私が心エコー検査ができるのが当院の心臓専門としての大きなメリットです。 逆に当院で手術の適応がない方を大きな病院に紹介して、半年に一回、大きな病院で心エコー検査をする、というのは患者さんの負担にもなりますし、「違う医師の目でみる」ということ以上のメリットはありません。

当院で「私」が心エコーをする場合は、手術適応が近づいてきた、術後の不具合の可能性(大きな病院では、様々な検査ができるので(私自身がしていたことです))などで紹介のタイミングを逸さずに診療しています。

もちろん患者様の意向や、手術をした病院の意向もありますので、上記がすべてではありません。