風薫る五月となりました。皆さんお変わりございませんか。
さて、今回は骨粗鬆症(こつそしょうしょう)についてお話します。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、女性が閉経後になりやすい病気です。
診断は、骨密度を測定し、若い方の平均値よりも7割を切っていると骨粗鬆症と診断されます。
治療薬も色々あります。
カルシウムを吸収しやすくするビタミンDや、カルシウムそのもの、女性ホルモンに似た骨を強くする薬、他には、週や月に一回の起床時に多めの水で内服し、食道炎を起こす可能性があるので30分は座った姿勢のままでいる薬などです。
当院では、骨密度が測定できます。
骨吸収といって、骨からカルシウムが離れて行くのを抑制する、月一回の点滴製剤もあります。食道炎などの副作用もなく、飲み忘れもありません。
なにより良いのは薬を飲んでも、人によって血管内に入って行く濃度が変わってくるのですが、点滴ですので、どんな人にも同じ濃度で投与できるメリットがあります。
骨粗鬆症が相当ひどくなると、自分で服を脱ごうとしたときに、骨が折れる、尻もちをついた時に骨が折れて寝たきりになってしまう人もいます。
閉経後の女性は、過信せず、一度診断を受けてみても良いと思います。