まずB型肝炎キャリアーの方はガイドライン(学会の治療の指針)で半年毎が推奨されています。超音波検査(時にCT検査)と採血検査です。 これはB型肝炎ウイルスは駆逐できないものの、じわじわと肝硬変になる可能性は低く、いきなり肝癌が発生するためです。
C型肝炎は内服薬で治る時代になってきました。ガイドラインでは治療が完遂した後は血液検査もですが、超音波検査(時にCT検査)は1年毎とされていますが、これは注釈付きで、例えば60歳以上、糖尿病、脂肪肝がある、肥満、血液検査で高度ではないも中等度以上の肝硬変への移行が予想される場合は半年毎も推奨されています。 C型肝炎治療後に関しては医師によってフォローの間隔の意見が違うことがあると思いますが、私としては半年毎(ほとんどの人が脂肪肝か60歳以上であることなどから。またそれ以外の項目に当てはまることが多いこと、などからです)が最も癌の早期発見としては安全と考えています。 もちろん各医療機関、担当医師によって変わることがありますので、ここに書いたことが全てではありません。
2025年4月現在