患者さんも温湿布が慢性期、慢性的な痛み、にいい、と思っている方が多いかもしれません。 私もそういう存在をしった京都第一日赤の研修医時代は思っていましたが、全くの勘違いでした。 温湿布に患部を温める効果はありません。
唐辛子の成分を、例湿布のメンソールの代わりにのせているだけです。
ちなみに冷湿布にも冷やす効果はなく、どちらの湿布も消炎鎮痛作用のみです。
が、ここで温湿布を私が使わない、勧めない理由。
それは、消炎鎮痛作用が第一世代のメチルサリチル酸などで、インドメタシンなどの第二世代の湿布の消炎鎮痛効果が望めないものが多いからです。
湿布には消炎鎮痛作用を求めるべきです。 なので温湿布を使う意味はあまりありません。