心臓・血管の疾患

循環器の薬がドラスティックに変わってきています

例えば糖尿病に使う薬を、糖尿病がなくても心不全の人に「使わないといけない」時代です。 また、心不全様に作られた薬が高血圧の人に使うのが海外では第一選択になっています。 日本では今は第二選択(もしくは第一選択にしてもよい、という玉虫色の判断と現時点ではなっていますが、来年には第一選択になっているでしょう)ですが、内服が推奨度Aとなっています。 いまだに高血圧といえば、血管を拡げる薬だけで治療をされていると、他の人と比べて健康寿命に差が出ていることが報告されてガイドラインに記載されているので医療保険で処方をうけることができるように政府がしているわけです。 さて、従来通りの治療でもいいのですが、それだけしか出来ないのと、最先端の治療薬(使いこなすにはかなりの知識が必要です)も使えるけども従来通りの治療をうける(いつでも最先端の治療を受けられる)のでは違います。 最近の血圧の治療をみていて、今だに20年前の治療をしていて、従来通りまでの治療をされていないことに医療のレベルが低いことに非常に不安を感じます。