当院は一宮地域ではめずらしく予約制です。ただ予約ができない方もおられるので、定期受診の方で予約なしで来てもらう場合もあります。
予約制にしているのは、「治療の1年の計」がたてられるからです。
簡単にいうと行き当たりばったりの診療にならないようにするためです。
予約でない方でも「1年の計」を出来るだけたてて説明をするようにしています。
私は地域医療とは
①「当院にかかりつけの患者さんファーストであること」 結果、当院近くの方が多くなるのですが、室戸や春野から当院を選んで来てくださる方もいるのが現状です。
②「完全予約制」にしないのは、そういったかかりつけの患者さんに対して責任を取るべきだと思うので、何かあったときに当院が視える時間帯などに対応できるようにすることと、かかりつけの方、また他クリニックや病院からの紹介を予約なしでみることが出来るようにするためです。 これも地域医療の一環だと思っています。
③最後に、治療する場合、かかりつけの方でも初診の方でも、高知県での最高、もしくはそれ以上の水準の医療の提供ができること、が地域医療だと信じています。
最後に。医療をサービス業とは私は考えていません。あくまで医療側と患者側は対等である、と思っています。 治療を終えて「ありがとうございました」という医療機関などありません。 サービスとは奴隷という意味もあります。 当院スタッフ(私も含めて)に対して、奴隷として振る舞う方はサービス業として割り切っているところで治療をうけるのが良いだろうと思います。 断ることを許されなかった(断ると他に行く病院がなかった病院でしか働いたことがない)経験しかありませんが、開業後2020年には医師の義務も変わり、またコロナウイルスのこともあり、患者さんのモラルとして、なんでもかんでも通常の入り口から入り、受付をして、待合室で待つこと が 正しくないことが当たり前になってきています。 ご理解いただけない方もおられるようですが、私の今の考えで納得できないなら、対等な信頼関係は築けないはずで、私の医療をうけても治るものが治らない、と思う次第です。
今現在、感染症の方もみていますが、他の通常受診の方と接触しないように心がけていますが、感染症をみる時間を決めていないので、物理的・時間的・場所的に診えない、という場合があります。 ご了承ください。