近くにあり、利用しやすいから、とう理由が一つあげられると思います。
では、「地域密着」という言葉が、かかりつけ医に当てはまるかどうか、です。
もちろん、上記の理由(近くだから利用しやすい)のも「地域密着」だと思いますが、それ以上に「このクリニックにかかっていれば安心できる」ということの方が重要だと私は思っています。
なので、少し遠方から来られる方もおられます。
当院では専門的な循環器診療だけでなく、地域の方の抗生剤の耐性化を知った上で処方するので確率的ですが、「外れの処方」が少なくなるように工夫しています。 また循環器だけでなく、消化器科、糖尿病科などもhigh levelで行えることが、「かかりつけ医」であり、「地域密着」だと思っています。
ただ、「耳が聞こえなくなった」「目が急に見えない」などについては、専門外です。緊急を要する場合があり、そらら全てをまずは診る、ことは患者さんにとって不利益(ドクターズ・ディレイといい、一度専門外の医師が診ることで、その病気が治らないことを言います)を被ることがあるので、「万屋」ではありません。 医師にも専門があり、例えば眼科で「胸が痛い」「動悸がする」と言っても「では循環器にかかってください」と言われるのと同じです。