今はどうか知りませんが、私が医学生のころや医者になってすぐの頃は
「緑内障治療中は、ブスコパンや抗コリン薬は駄目。 緑内障が悪くなってしまうので」
と、教えられてきました。 ただ、同期の眼科医から「緑内障は2種類あり、開放型と狭隅角。 点眼薬でわかり、開放型ならどんな薬も問題ない」
もしくは、緑内障のある(あった)方の眼を白内障で手術していれば可能、もし狭隅角の緑内障でも合併症が起こる確率は0.6%以下、など教えられてきましたが、患者さんは覚えてないことも多く、また眼科医もどちらのタイプか教えてないことも多いと思います。 (緑内障のほとんどが開放型ではありますが、聞いてもらうと狭隅角の場合もあります)
内科治療を受けるなら、緑内障、と言われたら「どちらのタイプか」をメモしてもらうのがいいでしょう。 それくらい大事なことです。
点眼薬もだいぶ変わってきて、配合剤なども増えてきて、最近の点眼薬では判断がつかないよ、とも眼科医から言われています。