その他の疾患

処方した医師や、薬局に疑問を持つべき処方

さて、絶対にジェネリック薬品にしてはいけない、と私が思っている薬があります。 それは「フランドルテープ 」という心臓の血管をまもる貼る薬です。 透明のはずですが、湿布のような白い大きなものまであります。 ジェネリック薬品はピンキリで、 AG(オーソライズド・ジェネリック:先発品を作った会社が作ったジェネリック)以外は「同じ」とは言えません。米国でも「同じではない」と言わないと罰せられる州があるくらいです。 日本では同じ、と言うようですが。 ジェネリックの製薬会社は貼る薬はまだ得意としていないようで、心臓をまもる、命をまもる薬なので、湿布などと違い先発品を選ぶべきです。 実際にジェネリックに変えて胸の痛みがでだした人が一昨年かなり多く、当院では先発品を勧めています。
糖尿病薬としては、言い続けている、おしっこに糖をだす「スーグラ」です。 危険な粘膜障害を起こす唯一の薬なので、今のところは撲滅してほしい薬です。 あとはあえてその薬を出さなくてもいいだろう、「スイニー」という糖尿病の薬です。 同じ効果の薬で1日1回の分が多い中、違う薬と配合剤があって1日2回でも安く出来る「エクア」もあるのに「スイニー」を選ぶのはおかしい、と思うからです。
こんなことを書くのは誘導になってしまうかもしれませんが、当院の横にある「ドレミ薬局」は僕がジェネリックでAGがあるならそういった薬を好むことが分かっているので、儲けよりも「良い物」がでるでしょう。 AGもキリのジェネリックも患者さんが買うときの値段は同じですが、仕入れ値が違うからです。 良心的、と言えます。 とあるところでは、、、と比較すると、、、
あとは、睡眠導入剤ですが、初めて飲む、今まで飲んでいたのが先発品、の場合はジェネリックにしない方がいいです。 いまのところ、AGはありませんし、その薬でねれなかった、となるからです。 その薬のジェネリックでねれなかった、かどうかが分からないからです。