その他の疾患

紹介状の返事の内容で、紹介先を決めています

紹介状の返事、は患者さんは基本みえません。 医師間のやりとりだからです。 中には紹介状を書いても返してこないとんでもない診療所もあります。連携がとれないので、そういったところには患者さんのためにならないので、特に希望がなければ「どこがいいですか?」と聞かれると、そういったところには「絶対に」紹介しません。

なので私自身も紹介状や返事には気をつけて、どんな検査結果だったか、治療はどうしたらいいか、定期的な受診が必要か、なぜそうなのか(理由)を明確に書くようにこころがけています。

もちろん、患者さんの希望が一番です。 どこがいいかわからない、近くでなくても行ける範囲でお勧めはどこですか? という場合に限っての話です。

返事の内容に、内服薬が書かれていなかったり(薬の飲み合わせがわかりません、非常に困ります)、どういった検査をしたのかが書かれておらず、患者さんからの伝聞で内容を推測することになり、検査が重複することになることがありえます。

また、慢性膵炎の診断で、当院に紹介をうけ処方をしている患者さんに対し、「リパクレオンは飲む意味がないよ」(実際は採血検査でも効果が相当あることを患者さんに説明しています)や、「骨粗鬆症の治療がされてない」(実際はきちんと検査や治療もしているにもよらず、検査をせずに言うところもあります。患者さんが混乱しますので、紹介する意味が薄いのです)

紹介状の返事が稚拙なクリニックでは、「大きな病院や大学病院などで、きちんとした教育をうけなかったのだな。つまり腕もいまいちなのだな」と医師は判断します。 これは私に限ったことではないと思います。