患者さんから「私の心臓のポンプが悪いんでしょうか?」という質問を受けることがあります。
心臓はポンプというより、拡張する臓器です。 血液という矢を、心臓という弓で大きく後ろに引いて、パッと話すと遠くまで血液が飛んでいくというイメージを循環器内科医は持っていますし、そうでなくてはいけません。
ポンプとしての役割は保たれることが多く、弓を後ろに引けないことから心臓病は始まるからです。
なのでポンプとしての機能しかみてないとなら、きちんと心臓をみてもらってないことになります。
心臓のエコー検査でわかりますが、どうもそういう感覚が最近ないから患者さんが勘違いしてしまうのかな、と思います。
一般書の影響なのか、どうかは不明です。