現:四国こどともとおとなの医療センター勤務中は、精神科も内科医がカバーしていました。 センターの精神科は「内科疾患のある人対象」だからです。 20年間、統合失調症、と言われていた人に対して、先輩医師が「シーハンの可能性を否定してないなー」とのことで、ACTHという脳から出るホルモンを測定したところ、非常に低値で、MRIでも同様の結果でステロイド内服で治りました。
こういった見逃し、というか、内科疾患を除外する必要がある病気もあります。 心療内科や精神科では採血するところもあるでしょうが、そういった検査は昔はされなかったのでしょう。
認知症にも同様のことがあり、甲状腺ホルモン値を測定せず、認知症という診断は通常つけません。