ブログ

日本の医療を担っている、当直医には当たり外れがあるのは事実

ある日A病院の夜間当直に行った時の対応と、違う日に行った時の対応がいつも同じでなくなてはならない、と常々思いながら勉強していましたが、現実はそうなりませんし、今後もそうなることはないと思います。 ちなみに救急車で来た人は基本入院。 紹介を受けた人も入院。 と私はしていましたし、困ったら専門の先生を呼んでいました。 自分の専門の循環器においては、とりあえず一時的でもペースメーカーを超速で入れたり、カテーテル検査、治療や、持ち運びできる心エコーなども駆使していました。 自分で透析機器やPCPSの回路を組み立てることも出来るように教えてもらいました。 つまり、絶対に断らない、けども患者さんが明らかに不利になってしまう場合(脳外科の先生が脳出血の手術をしているのに、脳出血の患者さんの紹介をうけるわけにはいきませんよね)は断るようにしていました。 私は当直に対して非常に強いストレスを持っていましたが、その時の当番の看護師や外科系の当直医や、放射線技師、検査技師などによっても私が指揮をとる医療にも質が変わってくるのが嫌だったので、苦手な放射線技師は2年で読影技術は20年以上CTを撮り続けている技師よりも上になっていたので、素直に言うことを聞くようにさせ(医師によっては、お願いする立場、をとる人もいますが、私は、オーダーするのが当然と思っていました。 みんなお金をもらって当直しているプロなのです。 ちなみに医師は次の日も普通に休日扱いなのに働きますが、技師や看護師は休日です) なので、そんな遠慮は必要なく、患者さんのことを考えて必要な検査を迅速に行わないようなシステムが悪いと思いますし、医師にその裁量がなかったり、また救急医療をなめている医師もいる、と感じます。 忙しいのは私もしていたのでわかります。 ただ、向いてないような医療をするなら、当直から外してもらうか、その病院をやめればいいだけの話です。 理由が正当であれば当直から外してもらうことも可能かもしれません。 ただ、みんながやるからお前もしろ、という風潮になっているので、当たり外れがあるのです。