感染症専門医のセミナーにいってきました。 非常にわかりやすい内容だったので、紹介したいと思います。
薬の耐性化に関しては、ウイルスは1週間もすれば体からなくなるので、「ゾフルーザ」の耐性化を叫ぶのはかなりナンセンス、ということです。 細菌は抗生物質に対していろんなことを自分で考えてその耐性は30年の頃かもしれない、ということです。 全く違うことです。
インフルエンザのRNAのゾフルーザに耐性があるものがあるとしても、それはかなり少なく(イソロイシン38の変異です)、症状をとる、ということでは他の薬との使い分けが重要だと感じました。
私はインフルエンザに関して「勝手に治るから自分の家で寝てた方がいい」という立場はとりません。
患者さんは症状を取って欲しいので病院にきているのです。 少しでも症状をとって楽にしてあげるのがいい、と思っています(ただアマンタジンはつかいませんし、使ったこともありません)
ちなみに、2mの距離があり、カーテンがなされ、介護・看護する方が衛生に気をつければ、基本的には入院の4人部屋でも大丈夫だそうです。