心臓・血管の疾患

頸部の診察

現在私が定期購読している、「Heart View」(循環器専門雑誌)と、「月刊 心エコー」(心エコー専門雑誌)に、私自身が寄稿したこともあります。

頸部に聴診器を当てるだけではなく、実は鎖骨に当てた方が雑音が聴こえやすい、や、触診で動脈硬化や心臓疾患の補助診断方法として使えることを書いています。

また頸静脈の視診については、かなり勉強して寄稿しました。 これは「循環器内科」という雑誌にも掲載されていますが、心疾患の診断にも有用ですし、現在はエコーを使用して頸静脈にカテーテルを入れるのが普通になっていますが、それは10年くらい前からです。 熟練の麻酔科医や循環器内科医はエコーを使わなくても普通にカテーテルを入れれることができます。 なにせ、頸静脈が視えているのですから。 なのでエコ9ーが主流になってくる前は頼まれて挿れることがあっても一回も入らないことや、合併症などもおきませんでした。 もちろんその上でエコーが主流になってからはエコーを使っていたので、より楽にカテーテルを挿れることができましたが、緊急の場合やエコーがその場にない時などもあります。 そういった時に、「エコ9ーがないからいれれない」ということになってないのか心配です。