認知症の薬は、世界中で日本が最も処方が多い事実があります。
これには理由があり、運動、会話、内服薬、食事 など が「いい」とされる論文は確かにあるのですが、
最も信頼できる有名雑誌の論文では、「認知症の進行を遅らせる可能性は確かにあるかもしれない。 しかしながら、そういったことは、一時的に認知症の改善がみられることで、進行を遅らせることは証明されていない」ということも報告されています。
だからといって、なにもしない、のは良くない、と私も思っています。 実際にデイケア、デイサービス、認知症カフェ、運動、内服薬で、症状が良くなり、認知症の進行を遅らせる効果がある患者さんも数多くみてきています。
患者さんの介護をしている方には、正しい知識をもつ機会をもてるようにしてもらい、医師と対等な関係が原則と思っていますので、疑問に思うことは、なんでも聞いてください。