心臓リハビリテーション

医師によって処方は違う? それは間違いです

診断がつき、いざ治療、処方をするとなると、現段階で最も良いとされる処方が、全国どこでも全く同じ処方になるべきです。 理想論に聞こえてしまうかもしれませんが、私は当たり前だと思い、日々研鑽しています。

独自の処方をしている場合や、その処方は現在はしてはいけないレベル、を見受けることがあります。

その医師のポリシーがある、また経験則があると思いますが、世界最高の処方が、どこでもされるべきだと私は考えています。 ※漢方薬でもそうです。

究極の最も良い処方が分かっていての処方が当然ですが、もちろん患者さんの具合にあわせて処方、はいうまでもありません。

「内科」を標榜するなら、なおさらです。 当院は循環器クリニックを専門としていますが、消化器内科、糖尿病内科、甲状腺治療・診断、腹痛など、ときには整形外科についても診ています。 かかりつけ医としては内科全般をみれないと、かかる意義がないと思っています。 高知県唯一の心臓リハビリテーション評議員医師としては、心臓リハビリ「だけ」のクリニックは現段階では、「内科」の標榜はできないと考えています。 学会のガイドラインを変えるべきだと主張していますが、通りません。 心臓リハビリをしているときは、医師ではなく、看護師か理学療法士のどちらか、またはどちらでも2人以上、その場にいなければなりません。 とすると、医師の解除をする看護師がいなくなり、また処置(採血)をする看護師がいなくなてってしまいます。 循環器疾患だけをみるなら、かえって違うクリニックをかかりつけ医にして、大きな病院に半年に一回かかる方がいい、と思います。 なので、当院では、循環器専門ですが、それだけではなく、幅広く「本当の意味での内科」として標榜しています。