胃腸、消化器病(肝臓、膵臓、胆のう)の疾患

エコーでの膵臓の見方

膵臓の勉強会が控えているため、ガイドラインを紐解き(ちなみに消化器内科学会などに入っておらず、また、医療関係者でなくても誰でもダウンロードできそうです)、急性、慢性の膵炎について調べてみました。

(ちなみに医学の世界では、急性とは2週間まで、亜急性が2週間から3ヶ月、慢性が3ヶ月以上、が通常です。 肝炎の定義からそうなっただけのことで、疾患によっては時期の呼び方も変わってくると思います)

さて、急性膵炎に関してはそんなに大きな変化はないようですが、慢性膵炎の診断については、採血とエコー検査が重要になってきそうなのは変わらりませんが、なによりもアルコール摂取や症状、脂肪食もですが、無症候性の膵炎というものがかなり増えてきているようです。 ストレスなども原因となり、体重が増えない(膵液がでず、たんぱく質や脂肪を分解できずに、小腸から栄養を吸収できない)、採血で栄養を表す、Alb(アルブミン)が増えない、などです。

体重が増えず、なにやら原因が不明なで元気がない方、慢性の膵炎かもしれません。 アミラーゼ(膵炎のときに主に測定するもの)だけでなく、トリプシンやリパーゼを測定し、エコー検査をしてみませんか? エコー検査で異常があれば、CT検査が重要です。 最終的には大きな病院でのかなり詳しい検査が必要になってくる場合もありますが、CT検査を福田心臓・消化器内科に行ってとってらもうことになりますが、そこで「癌」ではないことが否定できるので、当院で、診断・治療が出来ます。