人間大事なのは、心臓・血管疾患、癌、肺炎 です。 そこに付随して、認知症、喘息、糖尿病、ときに骨折の疑い、です。
循環器のクリニックでは、「当院は腹痛はみえません」や、逆に「心臓のことはみえません」というクリニックが多いのですが、ドクターズ・ディレイといって、救急車で大病院に行かなければいけない人の電話以外は、そういった方が飛び込みでこられても、その他の上記の疾患も必ずみます。
①心臓・血管疾患:私の専門です。論文で新しい心エコー指標の発表や、著書(検閲をうけた医学書)が2冊、心臓リハビリでは県で唯一の評議員で共著で執筆させていただいた医学書があります。
②癌:もともと私は消化器内科から循環器内科に転身しました。 クリニックゆえに大きな手技はできませんが、胃カメラはもちろん、腹部エコーや甲状腺エコーなど、超音波専門医の資格を持っています。
③肺炎:四国では唯一、地域の耐性菌、についての論文を書いています。 つまり、初見の方や、当院にかかっている方でも、「効かない」抗生物質を出す確率が少ない、ということです。 一宮地域の方の気管支炎、膀胱炎などの耐性菌が分かっているので、気管支炎から肺炎にならないように対処できます(なぜそういったことをしないのか不思議、という講演を最近香川でしてきました)
その他:認知症に関しては「オレンジドクター」であり、適切な画像診断の読影などで治る認知症を見逃さず、また認知症の方にとって適切な薬剤投与や、当院のグループ内で認知症に関して本人はもちろん、ご家族の方の負担も考えた治療をします。 アルツハイマー型認知症にレビー小体型認知症のオーバラップ症候群に対する治療法についての発表をしています。 喘息や肺気腫についても「間違った」アドバイスをせず、適切な治療を行います。 また糖尿病に関しては、最新の治療で、古い治療を撲滅するようにしています。 ここでいう古い治療とは、癌の可能性をたかめ、低血糖を助長し、血管・膵臓を痛めつける治療がいまだに横行していることです。 当院では、SU剤をついに投薬なし、とすることができました。 SU剤は簡単に血糖が下がる薬ですが、下がった糖は血管の内側についているかもしれません。 もちろん、微量な薬剤を使うことを「悪」とは言いませんが、「必要悪」だと思い、他院からの当院にこられた患者様は離脱することができています。
エコー検査で引っかかれば、CT検査を、紹介状代や診療代なしで、福田心臓・消化器内科でうけてもらい、読影します。 放射線科での1 年の研鑽をしましたが、今でも年に数回、1日かけて勉強会に行っています。 またどうしても迷う症例は県外の画像専門医と連携をとっています。