心臓・血管の疾患

心エコー検査で肺高血圧の診断

専門医が心エコー検査をすると、必ず「推定の」収縮期肺動脈圧を算出することができます。

正確な診断にはカテーテル検査が必要ですが、全身のむくみや、息切れ、だるさ、心電図異常、レントゲン異常などがあれば、心エコー検査をして、肺の血圧を測定したほうが良いでしょう。

単純に心不全で、血液が充満しているため肺高血圧になっている場合もあれば、膠原病が隠れている場合があります。 最近は良い薬がでているので、診断がつけば、予後は格段によくなります。
肺高血圧がエコー検査で過大評価されてしまう一つに、動脈硬化で固く大きくなった大動脈が原因することがあります。

そういったことも踏まえ、浮腫みがだるさがでたら、心エコー検査は非常に情報が多い検査なのです。