心臓・血管の疾患

アムブロの問題

昔、エックスフォージという、ノバルティスという会社が作った血圧の薬のジェネリックの名前が、アムブロです。 ファイザーという先発品を取り扱う会社がこの薬の中に発がん性物質がある、と発表し、この薬を処方している病院や診療所にはかなり問い合わせがあったようです。

アムブロ全てではなく、ファイザーが作ったもの、だけ、です。 やはり、日本でも、「ジェネリック薬品は先発品とは違う薬」という米国の考えを国が言うべきでしょう。
私自身は、エックスフォージは、ディオバンとアムロジンの組み合わせの薬で、先発品の時は使うこともありましたが、ディオバン事件(嘘の効果が統計でみつかった)、や、ディオバンは半減期が短く(24時間ではなく20時間と私は感じていますので、もう7年間はディオバンが入った薬は基本使用していませんので、当院に通院している方は安心してください)
今時、ディオバンをfirst choiceで使う医師は、自宅血圧を綿密に測った医師か、全く考えなしの医師かどちらかです。 もしディオバンが含まれている配合剤や、ディオバンを最初に出された場合はそのクリニックはかかりつけ医にしないほうがいいでしょう。
ちなみに私は、四国こどもとおとなの医療センターで、ディオバンを院内で使用するのをやめるようにして、ミカルディスに変えました。