医学の分野で特許はなかなかとれません。 たとえば、「バチスタ手術」という手術はみなさん知っている人もいるかと思いますが、これが特許になってしまうと、多くの患者さんがこの手術をうけるにあたり、莫大なお金がかかってしまうから、国政的にも国内的にもとれないのです(ちなみに、バチスタ手術は今はされていないと私は認識しています)
私は、「貧血チェッカー」という、特許を持っています。 医師が眼瞼結膜をみるときに、実は適当にみていることを患者さんはしりません。 そこで、定性的に、この色ならヘモグロビンがいくつか、が大体当たる、もしくは、貧血と診断された時の眼瞼結膜の色を自分で覚えておき、治った時も覚えておくと、今度貧血になったときに、自分で診断できるというものです。
これを、大阪、東京で売りたい、という問い合わせもありましたが、医療関係のため売り出す直前に駄目になったり、問題なかっても、会社(東京の誰しもが知っている会社です)内のプレゼンで負けたので売り出せませんでした、という連絡もうけました。
小説を読むのがすき、自分の生活に役に立つものを考える、のが私の趣味ですが、それがこうじて、小説を書く(医学書に)、特許をとる、という受け手側ではなく、発信元になるほどのめり込むほどの趣味です。 今度出版される医学書は、叙述トリックという、推理小説を知っているかたならご存知の方もいるかと思いますが、ヒントもいただき、世界初のトリックになりそうです(注:医学書です)