ひとつ、大前提として例をあげると、
内科:診断する
外科:治療する
とします。 大きな間違いもあるかもしれませんが、そう仮定した場合、
前者は、内科の仕事、後者は外科の仕事なのです。
この仮定だけでいくと、後者は診断がきまっているので、する治療も決まっている、ということになりますが、
トラブルシューティングはありえるので、経験値がものをいうわけです。
その経験は、もちろん、診断の経験値です。
つまり、責任をもたず見学だけで開業することの恐ろしさ、です。
私が、経験せずに心リハを開業することは絶対にないでしょう。 それは、心リハは奥が深いから、です。
心リハが好き、興味がある、ハマった(患者さんがよくなった瞬間)を「診断」してないと、
もし開業して心リハをしても、「これで良いのかな?」と心配性な私は思うことでしょう。
「心配性な人ほど生き残る」という格言がありますが、心配性な医師のもとで心リハをした方がいい、となりませんか?
学会の、流行らせたい、企業をからめてほしい(心リハには薬がからまないので、スポンサーが学会にはないので
無床診療所でしてほしい、のです)という、魂胆が見え隠れするというか、そういっているとしか私には聞こえません。
それに乗るか、自分で考えて乗らずに研鑽するか、非常に大事なことです。