必ず心エコー検査前か、後に聴診が必須です。 このことによって、弁膜症が軽症か中等症以上か、また微量といって悪くないかの判断に有用です。 聴診されなければ、専門ではない、といっても過言ではないと思います。 聴診しない心エコー検査は3割減の検査になります。
さらに、心房細動になるかどうか、もしくはすでになっている可能性(発作性)を、電気的リモデリングを心エコー検査で判断できます。 これも患者さんによってはする必要がありますが、どうやって検査をするのかが分かってないともちろん検査できません。 これも専門の条件と思います。
さらに、弁膜症が最近CMで宣伝されていますが、教科書には血流に色をつけて(カラー・ドプラと言います)、その色の大きさで、重症度を判断するのは、全くのナンセンスです。 これも心エコー検査で本当は微量なのに、軽症以上とされることがあるので、このことも専門の条件です。
上記などがされていなければ、心エコー検査は「されているだけ」ということになりえます。