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当院の決まり事(ほうれんそう、は間違い、そうれんほう、が良い、と私が決めました)

これは留学中にラボ(研究室)のボス(責任者)から言われた事です。 日本では、起こった事象を上司に報告して、そのことについて今後の方針を考えます。 しかし私の所属していたラボでは、「まず、私(ボス)とdiscussion(相談ということ)しろ。 でないと、result(結果)を先に持ってこられても、修正のしようがない」、という非常に合理的で、実験のミスも減るし、責任の所在が明らかになる(ボスということです)になる(つまり所属者は守られます)し、ボスが把握することが非常に大事なことだと学んだので、一宮きずなクリニックでは取り入れています。 何事も相談せずに、「こういう結果になりました」と院長である私に話すことは駄目だ、と。 その代わり、必ず迷ったら、私に相談をするように、「前にも言ったよね」は絶対に言わないように私(も、相談された人もそういう決まりにしています)は心掛けていますので、修正が患者さんの不利益にならないし、ミスはなくなります。
相談しにくい雰囲気の職場って嫌ですよね、私はそうはしたくありません。 逆に、誰もが勝手に動き回る職場を私は嫌います。 それは私が院長でも、働いていても、です。 そういった組織をたびたび見ます。 おそらくそうなっているんだろうな、と感じる事があります。
最高責任者、またはそれに準じる方に相談し、そのことがaccept(責任者のOK)されて始めて、物事を進めるべきです。 「お前に任せた」という上司がいたとしても、優れた部下は、必ず何事をするいしても先に相談するべきです。 そのことを「うざい」「面倒だ」という上司なら辞めた方が良いでしょう。 責任を取らされますよ。 前提に、「相談」→「報告」としておけば、「お前に任せた」には、先に相談がはいっているのです。 それが良い組織だと確信しています。
勝手なことを相談なしにする一定のえらい立場にある人がいた場合、その組織は崩壊するでしょう。 また、相談してこず、こうしてください、と言ってくる部下に対して私は話を聞いたり、注意しますが、注意しても聞き入れない人は、「なぜ、あなたは働いているんでしょうか?」と聴きたくなります。 これは、きずなクリニックの話ではないのですが。 話にもならない人物がいることも世の中で、上記全て私のいうとおりにことが進めばいうことはないのですが、そうは問屋がおろさないですね。
「自分の仕事さえキチンとしていればいいでしょ」という人もいるでしょう(実際に、私の話を聞かない人もいたことがあり、困る事も多々ありました) そういった方は企業・転職すれば良いと思います。 組織には迷惑をかけず、ひっそりと独立してほしいと思います。 優れた能力があるのだから。 何も組織に属する事はなく、自分の思った事ができる環境に身を置くべきでしょう。 組織に迷惑をかける辞め方は、業界では有名になるので、お勧め致しません。 これも広い、米国でも、その世界では有名なことです。 狭い日本、とくに高知では当たり前ですよね。