今週の院内の勉強会は、「糖尿病の薬」に関してでした。 看護師、栄養士、医療事務 の全員が「知っておいて損はないだろう」「なぜ私がそういう処方をするのか」などが分かれば、納得して仕事ができるし、私が患者さんに説明している内容が分かって、診療がスムースに進むと思っています。
さて、来週は「心不全」のことです。 最終的に、心臓リハビリテーションが良い理由まで話すつもりですが、間欠に、そして医師以外にまとめて話すことを心掛けています。
昨年「心不全」のガイドライン(治療の方針)が大きく変わり、「なるほど」と思う部分と、「うーん、ファジー(あいまい)な表現でわかりにくいな」という部分も正直感じています。 私のなかで、心不全とは2つのことで説明ができます。 ガイドラインにかいてあるような難しかったり、簡単すぎたりするものではなく、「事実」を話すよていです。
この原理原則さえ分かれば、誰でも心不全が理解できる、とすら思っています。 2013年と2015年に発売になった私の著書「恋する心エコー」が今でも同時期に発売になった書籍よりもアマゾンで売れていることが、「誰でも納得できる」理由だと思っています。