現在は、循環器内科、消化器内科に臓器別に分かれていますが、私が入局した頃は、47都道府県で唯一、「循環器と消化器」が一緒になっている医局、それが徳大の第二内科でした。 これは関連病院に行った際も目をかけてくれるので大変重要なことでした。
さて、最後の教授が消化器内科であったことも関係したのか、同門会は実に第63回目ということなのですが、61回目と63回目に出席させていただき、ほぼほぼ消化器内科の先生のなかで、循環器の演題をだし、61回は「この同門会が臓器別にわかれて初めての循環器の発表で嬉しく思います」とのお言葉を会長からいただき、今回は「食道癌は、狭心症のリスクと思っていたが、数値で表されると説得力があるな」と言われました。 つまり、私が感じていた「循環器だけではいけない」、を消化器の大先輩は、消化器の目線で「消化器だけ見ていてもダメだな」と感じていたわけです。 どちらも見えるようになっている医局員は結構数が限られています。 昔の先生で大学以外で研修した先生、私と同年代でおなじく関連病院で修練した先生だと思っています。
今後も、両輪(循環器と消化器)のどちらも患者様の不利益にならないように、最善の治療を心がけていきます。
心臓・血管の疾患