糖尿病について

血圧と血糖の下げ方に拘りをもつことの意義

「血圧は、どうやって、より、どこまで、下げたか、が重要」「血糖は、どこまで、より、どうやって、下げたか、が重要」です。 これは私の作った言葉ですが。

「降圧に勝る臓器保護なし」という格言もあります。 150くらいでいいよ、と、いつ、どこで、を聞かれずに言われたら、その医師は貴方を脳梗塞や心筋梗塞などの血管病を守るつもりもなければ、いろんな臓器不全になることを、どうでもいいと思っているのです。 また、アマリールという薬を工夫もなくただ単に増やされた場合、その医師は、下がった血糖が、貴方の人体のどこに付着して血糖が下がったかをイメージできてない証拠です。 血管の内側に糖がへばりついているかもしれません。

上記に当てはまることを言われたら、一度当院受信をお勧めいたします。 キチンとみて、治療いたします。 また、スーグラという薬を出されている方、早くそのクリニックや病院を脱出した方がいいです。 もう、この時点でその薬を出しているということは、海外でいかにスーグラが危ないか、という論文を読んでない証拠だからです。 日本で最初に発売された、尿に糖をだす薬、ですが、危険度は、「毒」レベルです。 高知ではなんと、この手の薬ではシェア2位だそうです。 なんという遅れた県なのでしょうか。 信じられません。 不勉強にもほどがあります。 「今、ちょうど体にあってるから、いいじゃないか」と患者さん(ひょっとしたら医者も)も思っているかもしれませんが、皮膚への移行性、そこでの貯留性が高く、スティーブン・ジョンソン症候群を起こす唯一の薬だと紹介されている薬なのです。 いつ、粘膜障害が起こるかわからない爆弾のような薬です。 これが処方されたら、「あっ、その薬は今度考えてから来ます」といって逃げ出しましょう。 どうせ、そのクリニック、病院にかかっていても、違う薬で同じようなことをされるでしょうから。

また、臓器保護という観点から、私は腎機能(もちろん心機能)を守るために血圧を下げます。 また、RAS阻害薬という薬は、血圧が低い人でも、腎機能が低下傾向なら、1/4錠などで血圧が下がらないようにして投与することもあります。 その方の10年後を考えて、投薬なし、という選択をするか、半年間飲んでいただいて、その効果をみるか、なども、超音波専門医として考えた上で、安易な決断はくださないようにしています。