この会では、糖尿病内科医と循環器内科医がそろう会で、製薬会社が企画するのですが、薬の宣伝は一切ない、というものでした。 私も参加させていただき、大変勉強になりました。 研究会では大学教授や基礎系を主な生業とする医師が多く集まっている感じで、そういう「アカデミック」な場所に、一町医者の私が行くのは意味があるのか、と思われて参加しない方もいるのでしょうが、せっかく誘っていただいたというのもありますが、一町医者こそが行くべき会だと思っています。 なぜなら、私は開業する医者は論文を書かないと(英語で)、腕がおちる、と思っているからです。
こういった会では、論文の大元のネタを拾えるだけでなく、どういう風に論文をかけば良いのか、現在の主流の治療法はどういったものなのか、がわかる良いきっかけになります。 もちろんwebでもそういった企画はあるのですが、ここまでのエキスパートがあつまり、webで一人の方が喋るよりは臨場感もあり、たくさんの意見がでてかなり有意義です。
さて、薬の宣伝はない、とのことでしたが、私の実際の治療や、論文にはしていないけども学会で発表している内容とは異なった意見も出されていました。 やはり新しい薬を医師に紹介する場として、企画された感はどうしてもでてしまいますし、企業はそういったものだと俯瞰で考えないと、「あの研究会で言ってたから」という、私の大嫌いな「虎の威をかる町医者」になってしまいます。 どう考えても間違っている話や論文の紹介もありましたので、意見を言ったところ「実際は分かってないんです」という答えも帰ってきました。 さて、こういう研究会や潮流に乗っかった考えもしない医師が「この薬は、以前は良い、と言っていたが、最近ではよくない」と言って、新しい薬を間違った使い方をしてほしくないな、とも思いながら、土曜日の夜、東京のホテルで論文を1枚触発されて書くことができました。 さて、書くだけではダメで、できるだけ一流誌にのせることが大事だとされています。 ただ、最近は、多くの人に読んでもらえるように、という考えもでてきました。
土曜日の診療が終わってすぐからの勉強で、日曜日もメンタルヘルスという分野の勉強に行っていたので、休みはなかったのですが、充実した土日でした。
皆様はどうでしたか? 気候の変化が強いので、体調管理に気をつけて下さい。