心臓リハビリテーション

学会も厳しくするそうです

研究会にて私がお呼びさせていただいた森沢先生から、貴重な講演をしていただきました。 急性期から回復期へ、さらに在宅での心臓リハビリテーション(心リハ)の在り方、実践方法を、最新の知見とともに教えていただきました。
講演後、「基本は急性期で良いのでしょうか?」とお聞きしたところ、やはり基本は急性期のようです。
私は、全くの心リハ素人が1週間から2週間の見学で、心リハをしてはダメだと思っていますし、その点をお聞きしたら、心リハ学会でも問題視して、簡単に専門として開業はさせない方向のようです。
さらに、今、心リハの中心を担っているのは間違い無く「理学療法士」の方です。 我々医師ではありません。 医師といっても循環器の専門家です。 癌がもっとも少ない科です。 癌治療にほぼ関わらない理学療法士が中心となり、癌に無関心な医師がバックに控えている、この状態はかなり危険です。 心リハチームには、「癌検査はできているのか?」と言える人が必要だと思っています。 それは医師でないとムリでしょう。 なので、まだまだ心リハ専門で癌検査も考えた医師、はまだまだ流行ってないようです。 私はそのことを流行らせたい。