出版、学会、研究会について

査定

医療機関には「病名」に対して行った「治療」がマッチしている場合、患者さんが負担している1-3割以外のお金が振り込まれるようになっています。これが医療保険です。

この査定ですが、行っているのは一部の医師です。数年で変わるのですが、何年も、それこそ10年以上も同じ医師がしていることもあります。その医師は高知市ではありませんが、「自施設の都合のいいようにできる」と本音を言っていました。 また私が大病院で働いているときに、院内でそういう部門の役割をしている医師が「今年はアリナミン注射を査定していく方向なので安易な注射は控えるように」と医師を集めた会議もありました。

月に数時間もとられる作業であり、やりたい医師もいるでしょうが、時間が大事な私などはしたくありません。 しかし平等であるべきだとは思います。

例えばあり得ない査定をされた時に、英語文献3つを引用して正しい治療をしている、と誰か知らない人に返答したことがありますが、問題あり、とされたので、所属している「高血圧学会」の有名な医師に相談したところ、「この原文そのまま使ってください、私の名前もだしてもらってかまいません」とのことで、名前はだしませんでしたが、学会の名前をだして返答したところ、治療は問題なし、となりました。 相手が誰か、で、態度が変わるのもおかしな話です。

そのため、私が考えたのが、高知市で高知市の医師会の人間が査定をするから微妙なことになるのではないでしょうか? 数名で同じ部屋で行っていると忖度もでてくるでしょう。 全くの他県の医師会で、数年回りで変えていく、という方法はどうでしょうか? 秋田県の医師会が高知県の査定をし、高知県は宮崎県の査定をする、などです。 オンライン技術が発展した今の時代なら全く問題ないし、公平感が保たれるのではないでしょうか?

文句だけ言っていても仕方がないので、提案してみました。