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Reviewerという仕事は日本では低くみられている

Reviewする、つまり査読する、論文を。 人の論文に対し、投稿された雑誌から編集長を務める医師から査読者の医師2名が選ばれ名前を伏せられてそれぞれの考えでその論文を通すか、または通さない、しかしアドバイスを与える、という仕事である。仕事といってもお金をもらえるわけではなく、編集長にったり、編集部に属さないと名前は雑誌にクレジットされない。 中国などではreviewerは仕事は大変な肩書きで仕事を探す上で必ず面接でアピールする、と留学中に聞いたことがあります。 日本ではこの肩書きは非常に大変な割にしていても評価をあまりされない、と感じています。 私自身は日本心エコー図学会(英文です)とヨーローパ心エコー図学会のreviewerをしています(といっても最近は各雑誌から1年に1枚頼まれるかどうか、という感じです)。 最近、基礎医学の医学雑誌(かなり権威のある)からreviewをしてくれ、というメールが来ました。 留学中にラボがだした論文に私の名前がクレジットされていたから、私の普段の専門が基礎医学だと勘違いされたのかもしれません。 丁重に断らせていただきました。 面倒だから、ではなく、専門ではない分野の論文に対して査読する行為自体が気がひける、ということもあるし、単に私の実力不足(その分野の論文を直す)も考えてのことです。
開業後、毎年最低でも2枚の論文を英文で書き、インパクトファクター(雑誌の権威をあらわす数値です)が少しでもある雑誌に、と思っていましたが、なかなか通りません。 ただ開業医が知識や腕を維持する方法の一つが論文を書くこと、out putをすることだと思っている私は今後も論文を書くことが重要だと思っています。