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なぜインドではIT産業がさかえているのか、を教えてくれる本

池上彰さんの「宗教がわかれば世界がわかる」です。 私や私の周り、あなたも「99 × 99」のまで計算できる高い理系能力、や「わかった!それに加えて英語力が高いから?」などの理由でしょうか。

実は本質はそうではありません。ヒンドゥ教のインドでは、親の家業を継ぐ、というカーストという決まりがあります。靴屋なら靴屋、服屋なら服屋、物乞い(本当にそういった職業があります)なら物乞いです。 しかし、インターネットが1995年にWindows 95 で世界的なものとなり、親がインターネット・テクノロジーだった人はいませんので、ここに宗教の抜け道があったのです。 しかもインドの人は貧しさから抜け出したい、という強いハングリー精神があったからだ、と本には書かれています。 私は99 × 99 の掛け算ができてもそんなもの関係ない、と思っており、政府の方針だろう、とだけ思っていたのですが、納得がいきました。 ぜひ、本当に面白い本なので読んで見てください。

私は何事にも理屈があり、その理屈を超えた経験と直感やセンス、人間性が大事だと思っています。 勉強だけしていても面白くないし、人も道を外れたくありませんし、そういった類の人は大嫌いです(物心ついた頃からです)

また、私にも面白い本があったらぜひ教えてください。 診療中にメモします笑