その他の疾患

コロナ・ストレス

新型コロナによって、多くの方が疲弊しきっているように思います。 「我慢の時だ」と言われても、放送されても、我々も我慢しているから、と言われても、「いつまで?」という明確な答えがないと、誰しもが疲れ切ってしまいます。

政府としても、はっきりとした答えを言えないのでしょう(だからと言って布マスク配布が正しい行動ではありませんが) 政治家や優秀な官僚も辛いところなのだと思います。

以前、ストレス耐性能力、ということについて英語論文を書きました。3年前のことです。 ストレスに強いかどうかは、「今自分が置かれている立場がわかる能力」「今後自分がどうすればいいかを分かる能力」「前向きに取り組む能力」と簡単にいうと3つの能力があるかどうかです。 新型コロナに関しては情報が圧倒的に少ないため、前2つに対してはどうしても見通しが立たない状態なのだと思います。 よって前向きに考えることができない。

私自身は、この新型コロナウイルス は1年後には季節性・流行性の感冒で、ワクチンもでき、内服薬のめどがつき、診療所でも検査ができる、という見通しがある程度予測しています。 そのため、今しなくてはいけないこととして、「自宅で自粛」ということが元々嫌いではないため苦痛ではない、ということもありますし、今現在も趣味である、推理小説の全く新しい「逆叙述トリック」を考えて書いて見たり、違うパソコンで(私は常に2個のPCを使うようにしています)溜まっている論文を書いています。

決して楽観視しているわけではなく、医師として持病のある患者さんにコロナウイルス をうつさないように、いろんな工夫を日常診療や生活でも心がけています。

今はTVなどで正確な情報を掴み、今後の見通しを正しい評論家の意見を聞き、自宅でできる運動をすることがいいと思っています。 共著で執筆させていただいたmook(図表が多くある本)では、私は、常に口の中を乾燥させないこと、ビタミンCをとり、ビタミンCを破壊してしまう喫煙をやめること、笑うこと、を書いています。 そのほかにも色々書いたのですが、文字数の関係で上記だけになりました。

さて、明日は休みなので、睡眠も大事ですが、論文を仕上げたいと思います。