採血検査などで、ピロリ菌が陰性だからといって「胃がんにはなりにくいですよ」という医師はいないとは思いますが、念のため、言われた方に対する注意喚起です。
日本人は感染症などで抗生剤が処方されるケースが多く、意図せずにピロリ菌が除菌されている場合があります。 また、ピロリ菌がすめないほど、胃粘膜が薄くなってしまっている場合(非常に胃がんになりやすい状態です)があります。
どうやってみわけるか、ですが、胃カメラをするのが一番です。
もともといたかどうかの所見は内視鏡をする医師ならわかりますし、萎縮(胃粘膜が薄くなっているかどうか)や、もはや胃の粘膜をつくれずに、腸の粘膜に置き換わっているかは胃カメラでみれます。 さらに組織をとることで、確定する場合もあります。
採血検査だけの、ピロリ菌陰性にご注意を。