私は留学先で、日本のホウレンソウは駄目だと言われたことが、かなりしっくりきました。 それまでも、なにがあってもまずは、上司に相談していたからです。 うざがられることもありましたが、そういった上司しかいなければ仕方ありません。 大概は信頼できる上司に相談してから、診療をしていました。
さて、最近、一個人として被害を被っているケースがありましたが、メモをとられていて証拠が残っているのに虚言をしていることが暴かれたこと、また相手側の会社が上司に相談なく、「嘘」をついていたケースがあり、問題となっていました。 その会社は多額の費用を被害を被った方に支払わなくてはいけないし、その会社の上司に相談をしなかった人は降格人事は免れないでしょう。 私は、相談をしなかった方の責任だと思いますし、ひいてはその会社の教育不足が原因なので、会社の責任となってしまいます。 個人が会社に被害をもたらし、足を引っ張る典型例ですね。 その被害が顧客にも被害を与えている最悪のパターンです。
私にはそういったことが考えられません。 まずは相談(カンファレンス)があり、治療方針を、皆で考えていた、また勝手な説明、相談のない説明はしないこと、を京都赤十字病院や徳島大学病院、四国こどもとおとなの医療センターで嫌という程学んで来たからです。 体に染み付いています。 なので、私はそういったことがされていない病院で働きたくない、と思っています。 なぜなら、他人のミスに巻き込まれるのが嫌だからです。
吉本興業の騒ぎも、ことの発端は、会社にまずは相談、連絡を入れなかったこと、が悪かったのではないか、と思います。 もちろん吉本興業の体質なども問題視されることになりましたが。 私は酒断ちをして(それまでも泥酔するまで飲むことはありませんでしたが)1年以上が断ちます。 飲むとその日は勉強がでいなくなるし、ノミュニケーションという言葉が大嫌いだからです。 酒の力で交渉を円滑にする、という考え方が間違っている、と思っています。 泥酔すると、「まぁいいか」となってしまったことも、今回の事件の一つの因子だと思っています。