病院からのお知らせ

大病院と診療所の違い(実は逆に思われていることがあります)

私は京都第一赤十字病院や、徳島大学病院、現:四国こどもとおとなの医療センターで勤務していました。 医療センターでは、エコーのチェッカー、心臓リハビリのセンター長を務めていました。 その病院で私しかできない手技がありました。 そういった医師が開業するのです(なかには、違う場合もあります)
実は、最終拠点病院としての位置付けの、医療センターや日赤は、悪くなった人や、早期がんの治療などを診ています。 強い薬や、侵襲的な治療を行うところです。 では町医者は何をしているか。 私は、最終防衛としての機能が大事だと思っています。 大きな病院では同じ科にかかるだけで、心臓なら心臓だけのことしかみないことが多いのです。 開業医(町医者)では、患者さんの全身を診ないといけません。 認知症しかり、血圧、糖尿病、がんの早期発見など、本当に全てです。 それらを見逃さないようにして、疑わしければ、大きな病院の一つの科に紹介するというのが大事です。

サッカーで例えると、ディフェンダー(守りの要)が町医者で、フォワード(攻めの治療)をするのが大病院です。

当院では、多岐にわたる検査を「本当の意味での内科」として、しています。 検査を嫌がる人もいますので、もちろんその方の考え方にそった治療をさせてもらいますが、「こういったことが重要」という話はさせてもらいます。 あとあと、その患者さんが後悔しないためにも。