一般的には「良い」とされていますが、実際のところ、どのような運動がいいかは実はハッキリしていないのです。 なかには、手の運動をするといいかもしれないや、運動療法と「ヨガ」のどちらが良いか、など「運動すればするほどいい」とは言えないのが現状だと思います(2018)
ただ、単調な運動よりは、普段しないような運動が、認知症「予防」にはよいとされていますが、すでに認知症と診断されている方に関しては、どの程度の運動がいいのか、現在研究中というのが実際のところだと思います。
医学にはまだまだ不明な点があり、その人その人にあった治療や運動療法がいい、と現段階では言えると思います。
例えば、米国と日本では、アルツハイマー型認知症の進行とともに「単語」が明らかに減ってくるのですが、日本人では文章としての能力が比較的保たれ、米国では、文章として喋れない、という日常診療における違いが報告されています(2018)
つまりなんでも、海外の真似をするのがいいわけではない、ということです。 英語と日本語の違いは当然あり、日常の診療で、診断のつけやすさに違いがでる可能性があるからです。