病院からのお知らせ

肥満は病気、となる時代が来る。 当院ではやせ薬の処方もしています。

当院では、やせ薬の処方も行っています。

現在、米国では、「満腹中枢」を刺激して痩せる薬を「エーザイ」が昨年より処方を開始しています。 日本でも「治験」が始まっており、近い将来日本でも処方できる可能性がでてきました。 その理由に、米国などでは、肥満が「疾患」として認める方向で進んでいるからです。
では現在日本ではどのような「やせ薬」があるのでしょうか?
一つ目はサノレックスです。 この薬はBMIという肥満の指標が35以上だと保険が効きます。 他には脂肪分をカットすることができる、「ゼニカル」という薬ですがこれは保険が通りません。 どちらも副作用もあるため、医師の管理下での内服が望まれます。

私自身はサノレックスの方が副作用のコントロールがしやすい、と思っています。
糖尿病の「尿に糖をだす」薬も、レアチーズケーキを食べなかったことにするので、2型糖尿病であれば、保険が効きます。 肥満の方は3-4kg痩せるでしょうし、肥満でない方でも心配されていた筋肉が落ちる、ことはないようです(私自身の処方による、統計結果でも筋力低下は見られていません。 日本人が論文ではないのですが、英文で、とある雑誌に、「逆に握力が上がった、2ヶ月で」と書かれているものを発見しましたが、眉唾です。 とりあえず筋力は落ちない、ということでいいと思います。

副作用も嫌だ、薬は飲みたくない、ならば栄養指導を聞いてもらうことですね。 (栄養指導も、何か疾患がないと聞けません)